ウエーノ王国物語~姫の誕生日 15プミめ
モジャ王子の前に現れた子パンダ二人のうちの一人は頭が少し緑色になってました
「その緑色は天然なの?」
モジャ王子は尋ねました
「うん、目印なの」
「目印?」
「かあさまが間違えないように神様が目印をつけてくれたんだって」
「へえ、じゃあ君たちは双子なの?」
「うん」
「ふたごなの」
「そうなんだね」
「おにいしゃんは茶色のパンダしゃんなの?」
「あ、これはさっき道に迷った時に転んだんだ」
「せっかくの王子様がちょっと残念だね」
「ざんねんでしゅ」
「え?僕のことを知ってるの?」
「うん、おフランスのモジャ王子様だよね」
モジャ王子は少しびっくりしました
「これからねえねのパーチーに行くんでしょ?」
「あ、まだダメだよ」
「ねえね?」
モジャ王子は聞き返しました
「あ、えーとプミ姫のパーチーだよね」
「パーチー」
「そうだよ プミ姫のパーティーだよ」
「モジャ王子、ちょっときれいにしたほうがいいよ」
「お風呂入った方がいいよ」
「お風呂があるの?」
「うん、この近くにあるの」
「あるの ついてきて」
「ありがとう 温泉でもあるのかな」
モジャ王子は双子の後をついて行きました
ウエーノ王国物語~姫の誕生日 16プミめ
「おふろ」
「ここだよ」
そこは露天風呂でした
「わあ、温泉だね」
「うん タオルと石鹸とシャンプー」
「こんでしょなーもあるよ お洋服はここのかごに入れてね」
「ここ、使ってもいいの?」
「うん、今は誰もいないからだいじょぶ」
「だいじょぶ」
「じゃあ使わせてもらうね」
モジャ王子は服を脱いで早速露天風呂に入りました 久しぶりのお風呂でゆっくりと浸かっていました
「ふぅ、気持ちいい 綺麗になってプミ姫に会いに行くんだ」
チャポーン
湯気の向こうに誰かがいる気配がします
「誰かいるのかな?」
うっすらと影が見えます
モジャ王子は近づいてみました すると、
「キャッ(裏声)」
それはリー国王でした
「あ、あの」
「だ、誰?(裏声)」
「モジャです リー国王様」
「あ、ああモジャ君か どうしてここに?」
「今回は一人で来たのですが、途中で道に迷って…そしたらお風呂があるって教えてもらったからちょっと汚れを落とそうと思って…国王様のお風呂だとは知らなかったんです ごめんなさい」
「なんだそういうことか ここは森をみたあとよく使ってるんだよ 誰に教えてもらったんだい?」
「双子の子たちです まだ小さい子たちで、一人は頭に緑色の目印があって」
「双子? ここにはそんな小さな子はいないはずだが」
「え? オメメゴシゴシ」
モジャ王子は思わず目をこすりました
「では私は先に城に戻るよ モジャ君は旅の疲れをとってからおいでなさい そろそろパーティーが始まるからね ではまたあとで」
「はい、国王様」
リー国王は先に風呂からあがると着替えて、馬に乗ってお城に向かいました
「ここは国王様のお風呂だったのか」
目の前にはお城が見えてます
「僕もそろそろ行かなきゃ」
モジャ王子お風呂からあがって着替えをはじめました
「あの子たちは森の妖精さん?」
モジャ王子は双子の正体が気になってました
ウエーノ王国物語~姫の誕生日 17プミめ
少し休んだアドベン国一行
パーティーは大広間で午後のティータイムから始まりました
「舞台もできてるし、頑張るでー」
「いっぱいお菓子がアルね」
「食べ放題でしゅ プルプル」
「ようこそ、いらっしゃいましたでしゅ プミー」
プミ姫はクリーム色のドレスでやってきました
「プミちゃん、にあっとるで ガハハ」
「ほんと、かわいいわね」
「おしとやかに見えるわよ ウフフ」
「かわいいわよ」
「かわいい、私もこんなドレスを着て岸くんにエスコートしてもらいたいわ ピコン」
みんなにこやかにプミ姫を見てます
「エヘヘ てれましゅ」
そしてバースデーケーキが運ばれてきました
プミ姫の大好きなリンゴの形のケーキです
「わあ、おリンゴしゃんでしゅ プミー」
年の数だけロウソクが立ち、火がつきました お祝の歌が流れる中プミ姫は思い切りロウソクの炎を消しました
鼻の穴が全開だったのはナイショです
ふうぅぅ~プミー
オメデトウ
ケーキを切り分けてみんなで食べました
「ケーキおいちいでしゅ プルプル」
「うん、今度は8月にうちの誕生日があるで その時もケーキが食べられるんやで ピキー」
「ピキおばちゃんのお誕生日、楽しみアル」
その頃、モジャ王子は綺麗に身だしなみを整えてました
「もうすぐプミ姫に会える ちゃんとプレゼントを渡さなきゃ」
「モジャ王子、きれい」
「うん、きれい」
「メルシー ねえ、君たちは森の妖精さんなの?」
モジャ王子は双子に尋ねました
続き待ってましたー!おちニキしゃんありがとうこざいます!
モジャ王子とリー国王がお風呂で遭遇したときはどうなることかとドキドキしましたが、モジャ王子は礼儀正しいしリー国王も裏声ながら紳士的でホッとしました
鼻の穴全開でロウソク吹き消すプミ姫可愛いなw
>>974
おちりニキさん
楽しみに待ってました
更に続きが気になる~
>>976
同じく鼻の穴全開でロウソクを消すプミちゃんが容易に想像出来るし可愛いすぎ!
おちりニキしゃん、待ってました
双子の妖精さんがお風呂をすすめるほど汚れてたモジャw
いつもデコが汚れてるもんね
プミとモジャがようやくご対面かー
塩対応されちゃうかなードキドキする
クリーム色のドレス似合いそう
鼻の穴全開かわいいなあwピキ姫のインスタに載ったりして
クリーム色のドレス、きっと小さなティアラも付けてるよねきゃわ