サン坊の夢 ～ベビとバブをおぶって～-2021/10/23(土)

サン坊の夢 ～ベビとバブをおぶって～

－ときをもどしょう！－

それは、今から3ヶ月ほど前のことです。ベビバブ達が生まれてひと月あまり、ベビバブ達の体重も1キロを越え安定してきた頃でした。

｢シンちゃん、体調はどう？育児疲れはない？｣
｢リーくんありがとう。あの子たちも1キロを越えて、ひと安心ね。よく寝て、よく飲んで、手のかからないお利口さん達だわ｣

｢そうだね。ところでシンちゃん、育児育児の毎日だけど、時には息抜きも必要でしょ。実はマッサージを予約したんだ。産後の疲れもあるだろうから、ちょっと行ってリラックスしてきてよ｣
｢えっ、いいの？ありがとう……でもその間おチビ達はどうするのかしら｣

｢うん、大丈夫。実はね、プミピキ工務店の親方からの提案なんだ。あそこに、ミナミコアリクイのサン坊くんがいるでしょ？日頃親方にお世話になってる恩返しがしたいんだけど、ボクに何ができるかなぁ相談に来たんだって｣
｢へぇ～、サン坊ちゃんも立派になったわね｣

｢ベビバブ達が生まれて1ヶ月。安定してきたし、ここはひとつシンコさんにも休息をあげねぇといけねぇてやんでぇってことで、親方がプミピキエステサロンを紹介してくれたんだ。
サン坊くんが、ベビバブ達をお迎えに来てくれて、プミピキ工務店臨時託児所で見てくれるんだって。なんと、あの人気のポムポム上野のﾌﾟﾐ子さんがちょうどスケジュール空いてたんだよ！ラッキーだね｣
｢あら、あのベビーシッター界で有名なﾌﾟﾐ子さんが…それは安心ね。じゃ、お言葉に甘えちゃおうかしら｣
｢うんうん、ベビバブのお世話は任せて、ゆっくりしてきてね｣