楽しみにしてます!
わーい、いい子にして待っておりましゅよー!
同じ方でしたか!
楽しみにお待ちしております✩
浜家の作家さま!!お待ちしてます!
皆さまありがとうございます!
浜家リビングとベビールームの者です
10レス以上になってしまいましたので
今から少しずつUPさせていただくことにいたします
雑談のお邪魔にならないよう、時間を開けて数レスずつUPするようにしたいと思います
よろしくお願いします!
~ベビールームのウタ先生とおちびさんたち~クリスマス編
---アルンの願い---
あともう少し寝るとクリスマスがやってきます。
ベビールームでは、12月に入ってからはクリスマスをイメージしたメニューが用意されたり、おちびさんたちのお絵描きやぬり絵、ウタ先生の読み聞かせの絵本、みんなで歌うお歌もクリスマスのものになり、この老舗ホテル全体がすっかりクリスマス仕様になっています。
おちびさんたちは昨年はまだ生まれたばかりでしたので、今年が初めてのクリスマスとなり、みんな今からワクワクそわそわ、ずっと心待ちにしているのでした。
バイバーイ!マタアシタネー!アハハ!ウフフ!バイバーイ……
ウタイさんとアルンくんは歩いて上野のおうちに帰ってきました。
「さぁ、アルン、手を洗っていらっしゃい。すぐにお夕飯の準備をするわね。今日はアルンの大好きなオムライスよ!」
「…うん…」
ウタイさんはアルンくんの声が元気がないことに気付きました。
「…どうしたの?アルン。何かあったの?…」
「……」
アルンくんはうつむいて、今にも泣き出しそうな顔をしていました。
ウタイさんはアルンのそばに寄り添い、そっと鼻でアルンを抱き寄せました。
「よしよし…アルン、大丈夫よ。ママがいるわ。気になることがあるならママに言ってごらんなさい…」
「……うん…」
ウタイさんはアルンが話し出すまで、アルンを優しく撫でながら、じっと待ちました。
「……あのね…」
「うん…」
「…きょうね…ウタしぇんしぇいとみんなで、おしゃんぽにいくときね…ロビーのクリスマスツリーをみんなでみてたの…」
「うん…」
「…そしたらね…そこにね…にんげんのおんなのこがいてね…」
「ええ…」
「そのこがね……
-『サンタさんって本当はパパなんだよね!わたし知ってるんだ!パパが大きなクリスマスプレゼント持ってきてくれるんだよね!』-
っていったの……」
「……」
「…ママ…ぼくの……アルンのパパは……どこにいるの…?」
ウタイさんはそれを聞いて、胸がギュッと締め付けられました。
でもアルンに動揺していることを悟られまいと、
「アルンのパパはね、お空にいるのよ!お空でいつもアルンのことを見守ってくれているのよ!」
そう明るい声で答えました。
「…パパ…おそらにいたら…アルンのところにサンタさんこないの…?…」
「そんなことないわ。アルンのところにもサンタさん来てくれるわ」
「……ほんと…?」
「ええ、本当よ。それにね、サンタさんはお父さんたちではないのよ。サンタさんは、ちゃんといるのよ」
「…そうなの?…」
「ええ、サンタさんはね、サンタクロースの村からソリに乗ってトナカイさんと来てくれるのよ」
「…そうなんだ……」
「そうだわ、お夕飯を食べたら、サンタさんにお手紙書きましょうか!遠くから来てくれるサンタさんやトナカイさんにありがとうって伝えましょうね」
「うん!ぼく、おてがみかく!」
ウタイさんは、ようやく笑顔になったアルンくんを見て、ホッとしました。
お夕飯を終えて、ウタイさんはアルンくんと一緒にサンタさんとトナカイさんへの手紙を書きました。
書いている間、アルンはとても嬉しそうにしていたので、ウタイさんはひと安心していました。
でも、アルンを寝かしつけていると、アルンの閉じた目元に涙が溢れていたのを見つけたのです。
ウタイはそっと優しく涙を拭い、そして胸がギュッと締め付けられたのでした。
……アティ…アティ…愛するあなた…お願いよ…非力な私に力を貸してちょうだい…アルンを…アルンを悲しませたくないの……
アルンの父であるアティは、アルンが生まれる、その日が来る前に、天に召されてしまったのでした。
ウタイは悲しみを乗り越えて、アティが抱いていたであろう我が子への愛をしっかりと胸に抱きながら、アルンをお腹の中で大事に大事に育みました。
そして、まさに秋の晴れ渡った夜明けにアルンは元気な産声を上げました。
初めての出産、そして母ひとりでの子育て、当初はとても戸惑ったり、余裕がなかったりで、ウタイは今でもあの時ああしてあげれば良かった、そんな風に反省するのです。
それでも、ダヤーお姉さんやスーリヤお姉さん、周りの人たちの助けで、ここまでアルンをすくすくと育ててこられたことを心から感謝しているのでした。
アルンはとても賢い子です。
不安なウタイに寄り添ってくれたり、余裕のない時のウタイをも大好きだよと優しく接してくれるのです。
その度にウタイはアルンにごめんね、と言い、そしてありがとうといつもいつも思うのでした。
(この子を悲しませることだけは絶対にしたくない…)
ウタイはあらためて強く思ったのでした。
アルンの寝顔をしばらく眺め、ようやくスゥスゥと寝息を立て始めたのを見届けてから、ウタイはお隣のスーリヤの家を訪ねました。
コンコン
「スーリヤさん…スーリヤお姉さん。ウタイです」
「はーい、今開けますよー」
カチャ…
「おや、ウタイちゃん、こんな時間にどうしたの?」
「ごめんなさい、遅い時間に…」
「それはいいのよ。いつでもいらっしゃい。でも何かあったのね。とにかく中に入って」
スーリヤはウタイを家の中に促しました。
ウタイさんは、今日アルンにあったこと、アルンが感じていたことを全てスーリヤさんに話しました。
「アルンに…楽しいクリスマスにしてあげたいの」
「ええ、もちろんよ!わたしたちでそうしてあげましょう」
スーリヤは、温めたミルクとハチミツをたっぷりと入れた紅茶をティーカップに注ぎました。
「これを飲むとよく眠れるわ。…ウタイちゃん、クリスマスのことは大丈夫。わたしもどうすればアルンが喜ぶか考えておくわ。だから、今夜はゆっくりお休みなさいな」
「ありがとう、スーリヤお姉さん」
ウタイはハチミツの入ったミルクティーを飲み、それからスーリヤの家を後にしました。
「さてと…そうは答えたものの、どうしたらいいかしら……こんな時、ダヤー姉さんがいてくれたら……アティ…ダヤー…お願い…力を貸して…」
スーリヤは強く強く祈りました。
浜家リビング・ベビールームの者です
一旦ここまでにいたします
また時間を開けてUPさせていただきます
よろしくお願いします
一気に読みました
なんて優しさと可愛らしさのあふれる世界…
続き楽しみにお待ちしてます
すでにコワゴワがビショビショに…。・(つд`。)・。
続き楽しみにしてます!
浜家の作家しゃん、いつも素敵なお話をありがとシャンです
何よりのクリスマスプレゼントです
続きのんびりお待ちしております
浜家リビングやベビールームを書かせていただいてる者です
今日何時ごろになるか分からないのですが作品をUPしたいと思っております
またかなーり長くなってしまったのですがよろしいでしょうか?
読んでいただけたら幸いです