ポムポム上野 【お仕事ですよ】3
いよいよ本番
想像していたよりも緊張した空気にプミ子が怖気づいている
しかし,生まれ持ったスター性があるのか,ベビもバブも淡々と監督の指示に
従って撮影をこなしている
「ひー二人とも偉いでしゅよ,子役さんみたいで尊敬しましゅ」
目を真ん丸にして食い入るように様子を見守るプミ子
次のシーンは二人並んで眠っているところを撮るそうだ
しかし,何故かベビもバブも興奮モードに入ってしまい,横になると
コロコロ転がってじゃれ合って遊んでしまう
「うーん,困ったなぁ 揃ってスヤスヤ寝ている画が必要なのに」
監督は困り果てている
ポムポム上野 【お仕事ですよ】4
「ふふふ,二人ともやっぱりまだ赤ちゃんでしゅね 子供らしくて可愛いでしゅ」
プミ子は思わず苦笑い
「監督,どうやってもじっと寝ていてくれません!」
スタッフもお手上げ状態だ
「ねーこうなるとなかなか大変でしゅよね,わかりましゅ」
こっそりプミ子は同情した
暫くの間ベビとバブは上に乗ったり,乗られたり,かじったり,かじられたりを
続けた
しかしいつになってもやむ気配は見られず,スタッフたちの間にも焦った
空気が漂うようになってきた
ポムポム上野 【お仕事ですよ】5
「元気でしゅね」
そうつぶやきプミ子は二人に近寄って行った
「プミ子しゃん!」
競うように二人が寄ってきた
「良いでしゅか?今からプミ子がお歌を歌うので,そこでゴロンして
聴いていてくだしゃいね」
「ワーイ,楽しみベビー」
「お歌,お歌バブー」
二人はプミ子にお背中をポンポンされながらお歌を聴いていた
すると,一生懸命遊んだ疲れからプミ子の歌声を聴きながら
ウトウトとベビとバブは目を閉じた
「お!でかしたよ,お嬢さん!」
監督が声を上げます
「しっ!でしゅ まだ浅い眠りでしゅ」
暫く歌を続けて,スタッフにお願いをしてそれぞれを持ち場に運んで
寝かせプミ子は元の場所に戻った
「よく寝てましゅね~可愛いでしゅよ」
二人を見つめるプミ子にスタッフからあたたかいお茶が渡された
続きが来てたー
プミ子さんかわいい!
さすがプミ子さん、ベビバブの眠りの深さまでコントロールしてる
そして2人を見つめる眼差しの温かさったらない
みんなかわいい!
次はシンコさんの登場ドキドキ
さすがカリスマシッタープミ子さん!
「プミ子しゃん!」って寄ってくるベビバブもよく懐いてて可愛い~
プミ子さん来てたー!
浅い眠り ときたら さすらうしかありましぇん プミー
歳がばれるでピギャー
大丈夫でしゅ、「浅い眠り」と永明おじちゃんは同い年でしゅ
(何が大丈夫なのかよく分かりませんw)
だいじょぶでしゅ!
ぴふしゃんありがとシャンでしゅ!続き楽しみに待っていましゅ ピシィィ