クマの丘のリレークッキング 13話
玄関から風が舞いこんで、クーさんがシャンシャンとリーさんに気づきました。
「お帰りなさい!配達お疲れさまでした」
「うちの子がお世話かけたようで…」
リーさんはみんなに頭を下げつつ、エゾフタゴのお尻に目が釘づけです。
エゾフタゴはお尻はそのままで、リーさんに手をひらひらと振りました。
「お帰りなさい」のサインのようですが、何故か一言も声を出しません。
「リーさん今ね、彼らはしゃべっちゃいけないんです」
「しゃべっちゃいけない?とは?」
「ポンさんポロさんを見分けるゲームです」
クスクスと笑う小Yさんのお膝の上で、レイレイは気難しい顔をしています。
シャオシャオはいっちょ前に腕組みして、エゾフタゴのお尻を凝視しています。
「あ!シャオわかりまちた!」
シャオシャオはレイレイに耳打ちしてから、右のお尻にぽんと触れました。
「きっとこっちがポンしゃんでしゅよ!」
「じゃあこっちがポロしゃんでしゅね!」
「はーい!シャオくんレイちゃんちゃん、またまた正解!」
エゾフタゴがシャオレイに向き直って、パチパチと大きな拍手をしました。
シャオレイはハイタッチ!そして父と姉が帰ってきたことに気づきました。
「パパー!おかえりなしゃい!」
「ねえね!だっこー!」
レイレイはリーさんに、シャオシャオはシャンシャンに飛びつきます。
リーさんはレイレイの肩にそっと手を置き、回れ右をさせて言いました。
「抱っこの前に、お兄さんたちにありがとうを言おうね」
「あっそうでしゅね、シャオもおれいをいわなきゃでしゅよ」
シャンシャンに促されて、シャオシャオもくるりと回れ右をしました。
「ポンしゃんポロしゃん、あしょんでくれてありがとー!」
「おばしゃんとおねえしゃんたちも、ありがとー!」
お礼を言えたシャオシャオとレイレイに、再び大きな拍手がおくられました。
(明日以降へ続く・残り1~2話)
ポンポロ兄弟を見分けるゲームをしていたんですね!おしりの謎が解けてスッキリしましたw
シャオくんとレイちゃん、遊んでもらったお礼をみんなにちゃんと言えて偉かったね( ´ω` )
遊んでもらったお礼ちゃんと言えてすごいね パチパチ
シャオくんは甘えんぼかなw
お尻でフタゴを見分けるゲームだったんですね
遊んでくれたお兄さんたちにお礼ができてなんていい子たち
ポンポロも目尻下がりっぱなしだね
でしゅ
シャオレイちゃんに「もういっかい!もういっかい!」とせがまれて何度もやってあげたんだね
ナイスエゾフタゴ!