【ポムポム上野 勤労感謝の日】4
勤労感謝の日当日です
「さてと、今日はベビバブちゃんのところね この頃ちょっとご無沙汰しちゃっていたから、会うの久しぶりだわ みんなが自由にベビバブちゃんに会えるようになって、2人ともお仕事忙しいみたいだし、ゆっくり遊べると良いけれど」
そう一人つぶやいてプミ子は自転車を漕ぎます
パンダの森に着くと、何やらベビバブちゃんたちは心ここにあらずといった感じでソワソワしています 絵本を読み聞かせしていてもブツブツ何か口ずさんだり、粘土遊びをしていても手が止まっていたり、いつもと様子が違います
「ちょっと早いけれど、おやつにする?」プミ子は聞きます
「…」
「…」
【ポムポム上野 勤労感謝の日】5
「ベビバブちゃん、何かあった?」
「あ、あのねきょ…ゴフゴフッ…」ケラレタ…
「ちょ、ベビ黙ってて!」
「ん?何かあるのかな?」
「何でもないでちゅっ!手洗ってきまちゅ」
そう言い残すとバブちゃんはベビ君を引き摺るように洗面所へ消えていきました
「ふふふ、何かあるのね 黙っていてあげよう 可愛いなぁ」
プミ子は目を細めました
お昼を終えてベビバブがお昼寝に入る頃、飼育員のお姉さんがパソコンを抱えてやってきました
「プミ子さん、こんにちは!いつもありがとうね!!」
てきぱきと明るく気持ちの良いお姉さんです
「こんにちは いつもお世話になっています 今日はどうしました?」
「ん、ちょっとベビバブちゃんたちにお願いされて、ね」
そう言うとベビバブちゃんにウィンクして隣のお部屋に消えていきました
【ポムポム上野 勤労感謝の日】6
「ふふふ、ますますあやしいわぁ~ 何かするのね そうなれば、ちゃんと2人が『何か』をできるようにしっかり留守を守らなくちゃね」
夕方になる前に、ベビバブちゃんのご両親が戻ってきました ねぇねも一緒です
「あっ!ねぇねーー!!」
一斉に二人が抱きつきます
「順番でしゅ、順番!」
キャッキャ ワチャワチャ
「プミ子さん、ありがとうございます 思ったよりもすぐ終わったわぁ」
「一人暮らしも長くなるとしっかりしてくるもんだなぁ あっはっは!」
「今日も二人ともお利口さんでした 粘土遊びもして、おやつもお昼も残さず食べてお昼寝もしっかりしましたよ」
「そぉ?いつもプミ子さんがきめ細かく目を配ってくれるから、ホント安心よぉ ありがたいわぁ」
「あー!!あーあー!!」
んんん?お隣のお部屋から何か聞こえてきます
健気で一生懸命仕事に向き合うプミ子さん大好き
これから何が起こるんだろうドキドキ
かわいいことしか浮かばない
続きが楽しみです
ベビバブが粘土遊びしてるとこ想像したら可愛すぎたw
ふたりとも例のないしょの計画で頭がいっぱいなんでしゅね
バブちゃん強いw
お姉さん何してるのかな~楽しみ
プミ子さんはちょっと勘付いたご様子でしゅね
お隣の部屋から聞こえた声はなんだろw