バレンタインデー　1チョコめ〜５チョコめ-2024/02/15(木)

～バレンタインデー　1チョコめ

今日はバレンタインデー
ママはデパートのバレンタインコーナーのお仕事です
「じゃあ、行ってくるわね　今日は本番だから忙しくなるわ　仕事が終わったらママも合流するわね　レイちゃん、大丈夫よね？　ｳﾌﾌ」
「うん、大丈夫　小雅おねえちゃんも手伝ってくれるし」
「そうね、小雅ちゃんがいるから安心ね　ちゃんとお手伝いしてあげてね」
「うん、いってらっしゃい」
「いってきまーす　ｳﾌﾌ」
ﾊﾟﾀﾝﾄﾞｽﾄﾞｽ　ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾃﾞｰｷｯｽｼｬﾗﾗｰ♪

「さてと…パパ、洞窟カフェのキッチン借りていい？」
「いいよ　材料は冷蔵庫に入ってるとママが言ってたよ」
「ありがとう」
「ふぁーおやよう、パパ、レイちゃん　あれ？ママは？」
「おはよう、シャオ　ママは今日はデパートのおちごとよ」
「そうだよ　これからレイちゃんは女子会があるからね　邪魔しちゃダメだよ」
「えー？レイちゃんだけずるい　ぼくも女子会いく」
「だめよ　ﾍﾟｼｯ　ひみつの女子会なの」
「ちぇー　ねえ、玄関にある荷物はなあに？　なんか箱に『2月14日になるまであけちゃダメでしゅ　祝われましゅ』って書いてあるけど」
「祝われますって何だろう　ｸｼｸｼ」
何やらよくわからない箱が玄関にあるようです

～バレンタインデー　2チョコめ

しばらくするとリキ君、スモモちゃん、アサちゃんが来ました
「こんにちはー、アサちゃんとスモモを連れてきました」
「やあ、リキ君いらっしゃい」
「こんにちわあ」
「こんにちは　よろちくおねがいしましゅ　ﾍﾟｺﾘ」
「おねがいちましゅ　ﾍﾟｺﾘ」
二人の女の子はかわいくお辞儀をしました
「わーい、リキお兄ちゃんだー　あのね、今日はひみちゅの女子会だってレイちゃんがいうんだよ」
「あはは、たしかに秘密の女子会だね　邪魔しちゃだめだよ　シャオ君、アルン君のところに行ってみる？」
「うん、いくいくー」
「おじさん、シャオ君とアルン君のところに行っていい？」
「ああ、いいよ　いってらっしゃい」
リキ君はシャオを連れてアルンのところに行きました

「こんにちは」
小雅ちゃんが来ました　大きな紙袋を持っていて中には包装紙が入ってました
「やあ、小雅ちゃん　いらっしゃい　みんなキッチンにいるよ」
「こんにちは　リーおじさん　おじゃまします」
「はいどうぞ　わからないことがあったら聞いてね」
「はい　ありがとうございます」
小雅ちゃんもキッチンに行きました
「あ、小雅おねえちゃん　ちょこれーとつくゆ」
「うん、一緒に作ろうね　みんな誰にチョコレートあげる
の？」
「あたちはおにいちゃんとパパにあげゆの」
「あたちはパパに　おとうとたちはまだちいさいからチョコはダメってママにいわれたの」
「あたしはパパとシャオ　それからアルンお兄ちゃんやポンお兄ちゃん、ポロお兄ちゃんとお空のお兄ちゃんとじいじにもあげたいの　いい？」
「大丈夫よ　レイちゃん　じゃあたくさん作ろうね　湯煎は私がやるから大丈夫よ」
「はーい」
こうして小雅ちゃんが中心になってチョコレート作りが始まりました
賑やかな笑い声がキッチンから聞こえてきました

～バレンタインデー　３チョコめ

その頃シンコさんはデパートのバレンタインコーナーにいました
今日が最終日とあってとても混んでいます
シンコさんは天使の衣装を着てソフトクリームを作っていました
「すみません、バニラください」
「はあい　はいバニラね」
「ミックスほしいアルよ」
「はい、ミックスどうぞ」
「わたくちはバニラをくださいな　ｽｽｽｩ」
「うちはチョコがええかな」
「はい、チョコ味どうぞ」
「おおきに　いっちょうらの白のワンピやから気を付けて食べなあかんな」
シンコさんは休憩時間に持って帰る用のチョコレートを買いました
「晩御飯すんでから渡さなきゃ　ｳﾌﾌ」

洞窟カフェのキッチンではチョコレートを型に入れて冷蔵庫で冷やしていました
「これで固まったら文字や絵が描けるのよ」
「ありがとう、小雅おねえちゃん」
「なにをかけばいいの？」
スモモちゃんが小雅ちゃんに尋ねました
「なんでもいいのよ　『お兄ちゃんありがとう』とかどう？」
「うん、それにすゆ」
「じゃああたちは『パパだいすき』にちようかちら」
「いいわね　あたしはどうしようかなー　ﾊﾞﾌﾞｰ」
みんな何を書こうか考えていました
そしてチョコも固まり、みんなそれぞれのメッセージやイラストをチョコレートに描きました
「できたー」
小雅ちゃんはみんなが作ったチョコレートを綺麗にラッピングしてくれました
「わああ、デパートみたい」
「ｳﾌﾌ、練習したのよ」
そしてリキ君が迎えに来て、スモモちゃんとアサちゃんは作ったチョコレートを大切に抱えて帰りました
「レイちゃん、ぼくの分もある？　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「さあね、どうかちら」
「えー？」

レイちゃんは、アルン君、ポン君、ポロ君にもチョコレートをあげました
「わあ、ありがとうレイちゃん　パォン」
「レイちゃんありがとう」
「食べるのもったいないな」
みんな喜んでくれました

～バレンタインデー　４チョコめ

そして夜、シンコさんが仕事を終えて帰宅しました
「ただいまー　ふぅなんとかお仕事終わったわ」
「おかえりシンちゃん、お疲れ様　ポトフを作っておいたよ」
「ありがとう　晩御飯食べたらお待ちかねのアレよ　ｳﾌﾌ　あら、この箱は何？『2月14日になるまであけちゃダメでしゅ　祝われましゅ』って何かしら」
「ああ、これ　確か国際小包とか言ってたけど　アッ」
「これ、シャンじゃないの？もう、祝われますじゃなくて呪われますの間違いね、きっと　まったくもうあの子ったら」
「ﾋﾟｺﾋﾟｺ　あれ？　間違えてまちたか？」
どこからともなくおしゃべりシャンロボが現れました　時々こうしてリモートで会話しています
「間違えてたわよ　ちゃんと勉強してるの？」
「してましゅよ　ﾋﾟｺﾋﾟｺ」
「ねえね、この呪いの箱あけていい？　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「呪いじゃないでしゅよ　愛がいっぱいの箱でしゅよ　ﾌﾟﾝｽｶ」
「じゃあ、あけるよ　ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ」
箱を開けると中にはチョコレートやカードが入っていました
「ﾋﾟｺﾋﾟｺ　バレンタインのチョコでしゅよ」
「ありがとう、シャンちゃん」
「ねえね、ありがとう　この小さいチョコは誰の？」
「それはじいじとお兄ちゃんのでしゅよ　ベランダにおいとくと取りにきてくれるんでしゅ」
「あ、わたちもお兄しゃんとじいじの分作ったよ　ﾊﾞﾌﾞｰ」
「じゃあレイちゃん、ねえねの分と一緒においといてくだしゃいな」
「うん」
「あらやだ、晩御飯まだよね　食べてからゆっくりチョコをみんなにあげるわね　ｳﾌﾌ」
「わあーい」

～バレンタインデー　５チョコめ

リーパパとシャオはシンコママ、シャン姉、レイちゃんからチョコレートをもらいました
レイちゃんは昼間作ったパパ用のチョコには
「パパだいすき」の文字と似顔絵を描きました
「ありがとう、レイちゃん　ｸｼｸｼ」
そしてシャオにもチョコを渡しました
「はい、これシャオの分」
「わあい、チョコレートゥー
なにこれ　『じりつしなしゃい』だって」
「だってそうじゃない　ﾊﾞﾌﾞｰ」
「アハハ、シャオ君は少しずつ食べるんだよ」
「うん」
「ﾋﾟｺﾋﾟｺ　パパ、カードも後で読んでくだしゃいね」
「うん、読むよ」

そしてベランダにはシャン姉とレイちゃんが用意した小さなチョコレートが4個置いてありました
「じいじ、お兄ちゃん、チョコレート食べてね」のメッセージを添えて
「後で取りに行くかの、お兄ちゃん　フォッフォッ」
「うん」
じいじとお兄ちゃんは夜中にこっそり取りに行くみたいです

リーパパはそっと一人でカードを見ました
「パパ、遠く離れていてもシャンはパパの娘でしゅよ　大好きよ　あなたの娘より」
と書いてありました
リーパパは目を潤ませながら何度も頷いていました

おしまい

おちりニキさん可愛いお話ありがとうございました
お子さま達がみんなでチョコ作り楽しかったね
わいわいさんのとこでシンコさん天使の衣装のお話読み返してきまーす

ピキちゃんの白のワンピは昨日のバレンタインイベントの背中にハートの氷ドレスかな？

彩浜のウェディングドレス🥰 #アドベンチャーワールド #Adventureworld #パンダ #panda #彩浜 #ウェディングドレス pic.twitter.com/DkfG3LH0V5

— となりの熊さん (@punkmako) February 14, 2024

皆さん、読んでくださりありがとシャンです
以前ネットで「祝ってやる」の落書きを見て（たぶん「呪ってやる」と書くつもりだったらしい）、シャンの祝いの箱になりましたw
スモモちゃん、アサちゃんが一生懸命作ってる姿はかわいいだろうなと思いながら書きました

あと、最近見たネタで面白いと思ったのは、スーパーのお客様の声の投書で
「店員の熊度が悪い」
と書かれたものです
これをワイワイワールドだと例の二人組とかが
「熊度が悪くてすまんのー」
とか言うのかしらと思ったりしました

@おちりニキ