ー温泉プミ女将の湯けむり事件簿⑨
朝食もそこそこにプミ子達一行は滝壺に向かった。
「それではしょうしゃくしゅたーとでしゅ」
「プミちゃん待ってくれよ。ロンシーがどんなものか、まだチーザイ君に聞いてないぞ」力男はチーザイにロンシーの大きさや形を聞いた。
「イチピコダイノ マバユイヒカリヲハナツ イシ」
「1ピコ大ということは1000カラットの、まばゆい光を放つ石ということはダイヤモンドなのかな」
「お義父さん、恐らくそういうことでしょうね」
力男も湯庵も1ピコ大のダイヤなど想像がつかなかった。
「ではあらためてしょうしゃくしゅたーとでしゅ!」プミ子の号令で滝壺や周辺の河原の捜索が始まった。
プミ子の姿が宿にないことに大女将は気付き、女中頭のモミピキに
「プミ女将はどこにいるザマスカ?」と聞くと
「ピキー!ピキー!ピキー!(プミ女将と若旦那達は滝壺の方に行かはりました)」と言いそれを聞いた大女将は
「まったくなんてことザマス!」と怒りを露にした。
日が暮れるまで滝壺周辺を探したが、ロンシーを見つけることは出来なかった。
「今日は諦めてまた明日にしましょう。温泉に入って、我が家の農場の牛の乳で作った自家製チーズのチーズフォンデュでも食べましょう!」と湯庵は力男とチーザイを誘った。
シンコはお腹が満たされ、豪華な調度品に囲まれたベッドでウトウトしていた。
飛鳥Ⅱの乗務員達の間で狩谷先生の作品が消えたと騒ぎになっていたが、スイートのシンコの耳に入ることはなかった。
スナックシンコを開店した時、じいじが贈り物に添えて話してくれた作り話をまどろみながらシンコは思い出した。
「わしがまだ今よりも若い頃、いいおなごは居ないかと山の中をブラブラ散歩していると、それはそれは美しいおなごが怪我して動けなくなっていたんじゃ…」
…つづく
えーなにこの壮大な流れ
それにしても異彩を放つ1ピコ大の異彩を放つ石ってww
1ピコ大って結構おっきいよー
>>469
お話あリーリー
1ピコ=1000カラット
1カラット=0.2グラム だそうなので…ひぇーしゅごいでしゅねー
シンコさん、空腹のあまり狩谷先生の作品をバキムシャなさった?ww
続を楽しみにしてましゅ
大女将恐いザマス
スイートのシンコくだり、吹いたw
ピキ子が山村紅葉ちゃん役w
シンコさんうどん10杯では満たされなかったんかwww