プミピキ大奥 ~プミの夢の巻
~ある日の大奥
ドドドドドドドドドドトッッ・・・
「おてぬお姉しゃん!この小包を船便でお湯衛門しゃんへ送ってくだしゃい!」
「お湯衛門しゃん?あ、仏蘭西のユアンメイ君ね。この麻袋を送りたいの?送れるかなー表に頼んでみるか。わっ、なんかべとべとしてるよ~プミちゃん何入れたの?」
「グフッりんご飴でしゅ」
「ピキー(あと国から姉さんが送ってくれた梅干しです)」
「このまえの乳くさいお菓子のお礼でしゅ、プミお姉しゃんでしゅからそういうところ気がきくでしゅエッヘン」
「・・そっかお礼なんだね。でもなんでりんご飴なの?」
「お湯衛門しゃんはりんご飴が好きでしゅよ、プミ知ってましゅ」
「??」
「プミ夢を見たでしゅ。三社祭でお湯衛門しゃんと一緒にりんご飴を食べまちたよ、お湯衛門しゃん『おいしい』って喜んでまちた。あ、ピキどのは迷子になってていなかったでしゅ、まだまだ乳くさいおちびしゃんで困ったものでしゅ」
「ピキー!」
プミピキ大奥 ~プミの夢の巻
「ピキー!(プミさまだって夕刻のミルクめっちゃワクテカして待ってます!)」
「(キコエナイフリ)だからプミ、昨日こっそり三社祭へ行ってりんご飴買ってきまちたエヘヘほっかむりちまちたからバレなかったでしゅ」
「あらら、大奥から勝手にお出かけしちゃ駄目じゃないのーしょうがないなー」
「でも不思議なんでしゅ、ほんとうの三社祭と夢の三社祭はなんかちがうんでしゅ」
「?」
「夢の中のお祭りで、プミはなんか青くてピカピカの金色のおはじきみたいなのがたくさんついたベベを着てまちて、なんかキコキコいう面妖な乗り物に乗ってるんでしゅ」
「えーなんだろうそれw」
「よくわからないでしゅが、それで困っている人を助けたり、悪さする人をつかまえたりするおちごとをしてるみたいなんでしゅ」
「へー岡っ引きみたいだね」
「そうなんでしゅよ!プミ岡っ引きになりたいでしゅからうれしいんでしゅ!プミこのまえ若お兄しゃんに聞いた、今城下で話題の銭形平次に憧れてるでしゅ~グフフ」
「へ、へぇ~初耳だけどそうなんだ」
「あい!でしゅからこのまえ平次になる練習でタケノコを投げてみまちたら爆発ちたのでビックリちまちた!」
「ピコー(あれ銭形平次のつもりだったのか・・・)」
見た夢の話するのかわいいなw
ほっこりした~
ポチ衛門「ウーワンッ(迷子になったのはプミはん、あんただワン)」
おてぬ姉さんはこんな風に話すようなイメージ
シャンの話を「うんうん、そっかー」って聞いてそう
ピキの「国から姉さんが送ってくれた梅干しです」が何気にジワるw
そしてプミのあのタケノコ爆弾は投げ銭の練習だったのねww
べべ!w
プミさま、かわいいったら!