プミピキ警察24時~わたしのおばさん その1
シンコ署長「それではプミ巡査長とピキ巡査、今日もパトロールをお願いしますね 間違っても新宿のパンフェスティバルやりんご飴のお店には行かないように わかりましたね?」
プミ巡査長「あいっ、今日も一日パトロールがんばりましゅ ピシイィィ」
ピキ巡査「ピキー(今日も一日、任務の遂行とプミ巡査長の無駄遣いを監視しましゅ)ピシイィィ」
プミ「そのそれで、署長、パトロールに行くから今日のおこづかいを」
シンコ「あら、そうだったわね はいこれ 無駄遣いしないようにね 特にプミ巡査長、あなたは特に気を付けなさい」
プミ「そんなに「特に」を強調しなくてもわかってましゅよ プミー」
ピキ「ピキー(せんぱいはよくぼうのままに動くタイプでしゅからね)」
こうして二人は特別車両(早い話が三輪車)に乗ってパトロールにでかけた
プミ「ややっ、新宿あたりでなにかにおいましゅね 行ってみましゅ」」
ピキ「ピッピピキー(せんぱい、この車両じゃ新宿は遠いでしゅよ)」
プミ「電車でいきましゅよ」
ピキ「ピキー(大丈夫かちら 後で署長に怒られるんじゃ)」
二人は電車に乗り、新宿で下車してパンフェスティバルの会場に着いた
プミ「ここでしゅ、なにか匂いましゅ」
ピキ「ピキー(お店の情報はちゃっかり聞いてたんでしゅね)」
会場に着いた二人はパンダエプロンをしたきょたいの店員に呼び止められた
きょたいの店員「あなたたちー、よかったきてくれて この方御存じ?」
「初めまして 梅蘭ていいます 今朝日本に着きました」
プミピキ警察24時~わたしのおばさん その2
プミ「初めまして プミピキ署のプミ巡査長でしゅ 警察手帳でしゅ ピシイィィ」
ピキ「ピキー(初めまして プミピキ署のピキ巡査でしゅ 警察手帳でしゅ ピシイィィ」
二人は梅蘭と名乗る女性に挨拶をした
梅蘭はきょたいの店員くらい大きいが、美人系の顔立ちをしていた
あ、きょたいの店員ももちろん、美人である
きょたいの店員は3人に試食用のパンを渡した
店員「よかったらこれ、食べてみて おいしいのよ ウフフ」
3人はパンを食べながら話した
ピキ「ピキー(ニイハオ え、えーと)」
梅蘭「日本語で大丈夫ですよ」
梅蘭は流暢な日本語で話しはじめた
梅蘭「白浜のじいじとばあばに会いたくて日本に来ました
パンダパッドでここのパンフェスティバルを知って寄ってみました どれもおいしそうデス 上野に私のおばさんがいるらしいけど、知ってますか?」
プミ「日本語、お上手でしゅね」
ピキ「ピキー(お上手でしゅ)」
梅蘭「はい、ママは日本から中国にお嫁にきました ママから日本語習いました」
プミ「そうでしゅか ママは日本のどこから中国に行ったんでしゅか?」
梅蘭「白浜だといってました そこにはじいじとばあばいるって」
ピキ「ピキィー?(え?白浜でしゅか?)」
プミピキ警察24時~わたしのおばさん その3
ピキは驚いた
ピキ「ピキー(お母さんのお名前はなんていいうのでしゅか?」
梅蘭「はい、梅浜っていいます」
プミ「ピキしゃんと同じ白浜なんでしゅね」
梅蘭はピキに言った
梅蘭「あなたは白浜出身ですか?」
ピキ「ピキー(そうでしゅ ちょっと結ねえにきいてみましゅ)」
ピキは姉の結浜に電話した
ピキ「ピッピキピー(結ねえ、あのね、今新宿なんだけど中国から梅蘭さんて人が来て、白浜のおじいさん、おばあさんに会いに行くって それで、お母さんのお名前が梅浜さんておっしゃってて)」
結「ピキちゃん、梅浜は私達のお姉さんよ 梅蘭ちゃんは娘よ
ピキちゃんは梅蘭ちゃんのおばさんになるの 梅蘭ちゃんのニックネームは、肉肉(ロウロウ)ちゃんよ じいじもばあばも楽しみに待ってると伝えておいてね」
ピキ「ピキー(そうなんだ ありがとう結ねえ わかった 伝えておくね)」
プミ「どうでちた?」
ピキ「ピキー(わたしは梅蘭さんのおばさんだそうでしゅ)」
プミ「プミー びっくりぽんでしゅ あっちょんぶりけでしゅ」
思わず古いギャグが出るプミなのであった
ピキは梅蘭に言った
ピキ「ピキー(白浜の姉に確認したところ、梅浜は私達のお姉さんでしゅ だから私はあなたのおばさんになりましゅ)」
梅蘭「じゃあ上野の警察官のおばさんてあなたなのね 会えて嬉しい むぎゅー」
ピキ「ピキー(うれしいけど、くるしいでしゅ)」
そして梅蘭のおごりで色々な種類のパンを買ってデパートを後にした
プミとピキはパンが入った袋を抱えて歩いていた
プミ「アップルパイもありましゅ ワーイ」
ドンッ
その時プミの背後から男が近付き、リンゴ型のポシェットを奪って逃げていった
プミ「プミー ポシェットがああ ああんまってー」
プミピキ警察24時~私のおばさん その4
ポシェットを奪われてしまったプミ
いつもは署長から言われた通りに斜めがけをしていたが、この日はちょっと大人の気分で肩がけにしていた
プミ「私は大人でしゅから、そんな乳くさい斜めがけなんてしないでしゅ 署長なんておしりペンペンでしゅ エヘン」
ピキ「ピキー(でも署長が斜めがけにしなさいっていってまちた)」
しかし、それが仇になってしまった 男の逃げ足が速くて追いつかないプミピキ その時だった
梅蘭「あの男ね」
梅蘭は履いていたハイヒールの片方を脱ぎ、男に向かって投げた ハイヒールは勢いよく飛んでいった
ヒュン ポコッ
見事に男に命中した
「いてええ」
男がひるんだ隙に梅蘭は背後から近づき、押さえ込んでうつぶせにした 投げたハイヒールは近くにあった 男は身動きできなくなった
「いててて、お、重い く、苦しい 助けてくれぇ」
プミとピキがかけよった
プミ「たいほでしゅ プミー」
ピキ「ピキー(たいほでしゅ)」
男は近くの交番に引き渡されてプミのポシェットも無事に戻った
プミ「ありがとさんでしゅ ふぅ、ポシェットは無事でちた」
ピキ「ピキー(あの投げ方、ただ者ではないでしゅ)」
ピキは梅蘭は何か訓練を受けているのではと感じたが、プミはそこまで気が回っていないようだった
ピキ「ピキー(今日泊るところは決まってるんでしゅか?)」
梅蘭「上野にパンダの部屋があるホテルがあってそこを予約したのよ」
プミ「へえ、パンダのお部屋でしゅか」
梅蘭「ええ、インテリアとかパンダ柄でかわいいの ウフフ」
ピキ「ピキー(これから署に戻るけど、署長に梅蘭さんを紹介してもいいでしゅか?)」
梅蘭「ええ、私も署長さんにお会いしたいわ それから私のことは梅蘭とか肉肉(ロウロウ)でいいわよ ピキおばちゃん」
ピキ「ピキー(あいっ、ロウロウ)」
プミ「にくにくしいんでしゅか プミー」
3人はプミピキ署に向かった
プミピキ警察24時~わたしのおばさん その5
プミピキ署に戻り、署長室に行った3人 ピキは梅蘭を署長に紹介した
署長「そう、ピキ巡査の姪御さんですか ようこそ日本へ 明日は何かご予定があるのですか? バキッ」
梅蘭「いいえ、特には決まっていません ピキおばさんはお仕事でしょうから東京を少し見てから白浜に行こうと思ってます」
署長「そう ピキ巡査、明日は有給取っていいから梅蘭さんに東京をご案内して差し上げなさい ポキッ」
ピキ「ピキー(いいんでしゅか?ありがとうございます)」
梅蘭「署長さん、ピキおばさんと予約したホテルに泊まっていいですか?」
署長「ええ、もちろん 積もる話もあるでしょうから一緒にどうぞ」
梅蘭「シェイシェイ ありがとうございます」
プミ「署長、私も今夜一緒にパンダホテルに泊まって、明日は東京見物のおちゅきあいを…」
署長「なにを言ってるんですか! あなたは大事なポシェットをすられたし、それにどうして新宿に行ったの? 明日は一日署長室のお留守番をしていなさい さっきデパートから特別車両の忘れ物の連絡がありました ペキッ」
プミ「ププ、プミー! いえ、でしゅからそれは、あの」
ピキはプミの「署長のおしりペンペン」はあえて言わなかった
梅蘭「それではホテルに行きます ごきげんよう」
ピキ「ピキー(署長、ありがとうございます)」
署長「ええ、楽しんできてね パキムシャ」
プミ「それでは私も明日の準備があるのでこの辺で…」
署長「待ちなさい そのパンは没収します そんなにたくさん食べきれないでしょ」
プミ「ええーっ そんなー」
プミはりんごパイだけもらって後のパンは署長に没収されてしまった
でも、プミはあきらめなかった
「次はりんご飴のお店でしゅ プミー」
おわり
梅蘭ちゃん礼儀正しいね
電車の座席に、ちょこんと座ってるプミピキ想像して悶絶
それに、リンゴのポシェット斜めがけだよ。
署に忘れていなければ…だけどねw
かわいいよね。
プミのポシェットがぁ~!
また、シンコ署長に怒られるーーーーーー
りんごのポシェットのくだりが可愛くて仕方ない
ハイヒール履いてる梅蘭ちゃんを見てお姉しゃんぶりたくなって斜めがけやめたのかな
めちゃくちゃかわいーなーもぉ
梅蘭ちゃん、ハイヒール履くのね~w
プミは、どさくさに紛れてコッソリ履いてそうw ブカブカだけど
むっちゃ想像できるwwwww
ついでに真っ赤な口紅をどこかから調達してきて口のまわりがえらいことになってそうw
肉肉ちゃんのお話 キテター
作家さんありーりーです!
梅浜ちゃんとプミピキで 梅浜バイラン の焼きそば食べてほしい
梅浜 ✕ 梅蘭〇でした~
シンコさんにバキムシャされてきます。。。
そんな事言わずに梅蘭の焼きそばをご一緒にバキムシャしません?ウフフ
作家さんありがとう
前スレのおはなしおもしろかったー!