〈シンコー学習塾〉「カンフー教室に通いたいって思ってるんでしゅ」-2019/06/05(水)-力男先生

〈シンコー学習塾〉

「カンフー教室に通いたいって思ってるんでしゅ」
「ピキー(あたちはリーよりジャッキー派でしゅ)」
「おっ、カンフーいいね。僕も習おうかな」
帰り支度をしながらプミ子とピキ子が話していると力男先生が会話に入ってきた。
「先生は運動得意なんでしゅか？」
「毎日、大木に登るのが僕の日課だ。だから運動神経はいいと思うよ」
「どうしてそんな高い木に登るんでしゅか？」
「えっ、どうしてって、それは…健康、うん、健康のためだよ」
「そういえば前にシンコ先生が家の前の街路樹に登って、のぞきをする男がいるって怖がってまちたね」
「ピキー！(まさか！)」
「ぼ、僕じゃないよ！僕はそんなことしないよ！
紳士と書いてリキオと読む。それくらい僕は紳士なんだ」
「今度その男を見つけたらシンコ先生の怪力でひねりつぶすって言ってまちたから、シンコ先生なら大丈夫でしゅね」
「やばいよー(頭ｶﾞｼｶﾞｼ　耳の裏もｶﾞｼｶﾞｼ　体ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ)」