6月24日 朝から大雨
今日は仕事はなく休みだ。
こんな雨ではお洗濯も出来ないし
娘に絵本でも読んで過ごそうかしら?
夫は仕事に行った。大丈夫かしら?
やはりまだ不安だ。無理してないかしら?
その時部屋が大きく揺れた。
地震だ!! 私は娘を抱えて思わず外に出た。
まだ揺れている。
「こわいよう、こわいよう」
娘が私にしがみつく。
私もフラッシュバックで苦しくなる。
ようやく揺れがおさまった。
部屋から電話の鳴ってる音がする。
受話器を取った。夫からだった。
「そっちは大丈夫?」
「大丈夫よ。あなたは?」
「こっちも揺れたけどもう大丈夫だよ」
私はほっとしてヘナヘナと座りこんだ。
続く
「今日は早く帰れそうだよ。お土産に笹団子買って帰るよ!」
「ありがとう。楽しみに待ってるわ」
私達夫婦は故郷と日本で大地震を経験している。あの時は本当に怖かった。
夫がそばにいなかったらと思うとぞっとする。全力で守ってくれた。
いつまでもあの時の私ではいけない。
娘が、守るべきものがあるのだ。
もっと強くならなければ。
娘は何としても守るつもりだ。この命に代えても!
いつまでも守ってもらうだけじゃダメだ。
夫もこんな頼りない女房では心もとないだろう。
強くならなくちゃ。私は心に誓った。
続く
>>804
そうだった、リー君とシンコさんは中国と日本で大きな地震を経験してるんだよね
続きが気になります
夕食後三人でお土産の笹団子を食べた。
私は笹茶をいれる。
夫は娘の為に団子を細かく刻んでいる。
一日で一番幸せを感じる時間だ。
この幸せを守らなければ!!
家族為にもっと強くならなくちゃ。
私は心に誓った。
上野のしあわせ家族
シンママの休日日誌★