プミピキ工務店～流し素麺を作ろう-2019/08/03(土)-その３〜その６

プミピキ工務店～流し素麺を作ろう　その３

ピキは奥さんに尋ねた
「ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｷｰ（急な雨にそなえてビーチパラソルみたいな大きな傘とか雨除けシートみたいなのはありましゅか）」
奥さんは答えた
「ありますわよ　物置にビーチパラソルやお茶会用の傘やちょっとしたテントとかあったと思うわ　ご自由に使ってくださいな」
「ありがとシャンでしゅ　では物置みてきましゅ」
「ﾋﾟｷー（みてきましゅ）」
物置から戻ってきた二人はパラソルやテントなど使えるものをいろいろもってきた
「これで雨対策はバッチリでしゅね」
「ﾋﾟｷー（組み立て式のプールもあったからあれも候補に考えておきましゅ）」
ピキ太郎は床下にいるサン坊に言った
「ﾋﾟｷー（サン坊、そろそろ休憩するでしゅよ）」
「ｸｨｰ（あい、いまいきましゅ）」
「さあさあ、皆さん、休憩しましょう　親方さんはりんごジュースがお好きなんですって？」
「ああっ、奥さん、リンゴジュースとかリンゴジュースとかどうぞおかまいなくでしゅ」
「ﾋﾟｷー（大事なところなので2回いいまちた）」
サン坊は冷えたミルク、他の者はリンゴジュースで水分を補給した

プミピキ工務店～流し素麺を作ろう　その４

ピキ太郎はサン坊に尋ねた
「ﾋﾟｯﾋﾟｷｰ（シロアリはいまちたか？）」
「ｸｨｰ（5匹くらいいたからたべたよ）」
「ﾋﾟｷー（そうでしゅか　5匹でしゅね　あとで請求書書いておきましゅ）」

昼食もすんで、少し休憩したあと本格的に流し素麺を作る作業にとりかかった
「スライダー素麺にするからあのあたりからはじめて、縁側前にくるようにといを組んだらどうでしゅかね　それからにわか雨がきてもいいようにテントや傘をおきましゅ」
「ﾋﾟｷー（そうしましょう、親方）」
「竹が足りないようなら裏から持ってくるわよ　ｳﾌﾌ」
「あとはお水でしゅね　奥さん、水をくみあげるポンプみたいなのはありましゅか？」
「確か、物置にあったと思いますわよ　流し素麺用のホースも傍に置いてあるはずですわ」
「ﾋﾟｷー（それからプールも組み立てていいでしゅか？　スイカやきゅうり、トマトを入れて冷やしておくといいかと思いましゅが）」
「あら、素敵なアイデアね　そうしましょう　あとで孫たちも遊べるしね」
プミ親方とピキ太郎は再び物置に行って水をくみあげる用のポンプ、ホース、組み立て式のプールを持ってきた
そしてまずプールを組み立てた
「少しずつ水をいれておきましゅ　ﾜｸﾜｸ」
「ﾋﾟｷー（楽しみでしゅ）」
「ｸｨｰ（わーい）」
「ウフフ」
少しずつプールに水が入っていった

プミピキ工務店～流し素麺を作ろう　その５

次は流し素麺の組立である
始点になる部分を決めて竹を組み始めた
「ｸｨｰ（よいしょよいしょ）」
「サン坊、ありがとシャンでしゅ」
「ﾋﾟｷー（上のぐるぐるはこんな感じでしゅかね）」
「あい、ＯＫでしゅ　随分と幅がありましゅね」
「ﾋﾟｷー（流し素麺が終わったら、プールまで滑られるようにしまちた）」
「いいでしゅね　みんな喜びましゅ」
「ｸｨｰ（よろこんでくれたらいいな）」
「あら、楽しそうね　ｳﾌﾌ」
それは流し素麺というより、流れるプールに近い大きさだった
お屋敷の庭は広いので好きなように竹を組むことができた
「あら、すごい流し素麺ができそうね」
お屋敷の奥さんも出来上がりを楽しみにしていた
流し素麺はほぼ出来上がってきた
素麺が終わったあとは竹を足せばプールまで行けるようにした
「ちゃんと素麺が流れるか試運転もしなきゃでしゅ」
「ﾋﾟｷー（あとでやりましょう、親方）」
「みなさん、スイカが冷えたから少し休憩しましょ　ｳﾌﾌ」
シンコが冷えたスイカを切って持ってきた

プミピキ工務店～流し素麺を作ろう　その６

「ﾓｸﾞﾓｸﾞ　スイカおいしいでしゅね」
「ﾋﾟｷー（甘くておいしいでしゅ）」
「ｸｨｰ（ボクもすこしたべましゅ）」
「水分補給は大事だから沢山食べてね　ｳﾌﾌﾓｳｲｯｺﾊﾟｸﾘ」
「プッ　種が遠くに飛びまちた　ｴﾍﾍ」
「ﾌﾟﾌﾟッ　ﾋﾟｷー（親方より遠くに飛びまちた）」
「ﾌﾟﾌﾟﾌﾟッ　なんの、でちにまけるわけにはいきましぇん」
「親方、ピキ太郎さん、もう二人とも負けず嫌いなんだから　ｳﾌﾌ」
シンコがサン坊の方を見ると眠そうに頭が揺れていた
「あらいけない、サン坊くんはお昼寝の時間ね　奥さん、縁側で寝かせていいですか？」
「もちろんよ、ちょとまって敷物とタオルケットを持ってくるわね」
「ありがとうございます」
「ｸｨｰ（むにゃむにゃ）」
「サン坊はまだ乳くさいおこちゃまでしゅからね」
「ﾋﾟｷー（寝るのもちごとでしゅ）」
「サン坊が寝てる間に残りの組み立てをすませましゅ」
「ﾋﾟｷー（がってんでしゅ）」
そして作業を再開した