上野のしあわせ家族★ シンリー夫妻 我が子への愛の日誌♪-2019/08/03(土)

夕食後。片付けも家事も済ませて娘を寝かしつけた後…朝から働きづめの私たち夫婦が唯一ほっと息のつける時間だ。
そんな時どうしても見てしまうものがある。亡くなった息子のアルバムだ。
あの時毎日写真を撮った。嬉しくて何枚も撮ってしまい結構な枚数になっている。
万感の思いを込めて一枚一枚ゆっくり丁寧にめくる。まるで我が子がそこにいるかのように…わずか６日で逝ってしまった私たちの赤ちゃん…生きていたらもう小学生。
私は心の中でランドセルを背負わせた。
中学生になったら、高校生になったらと
これからも心の中で制服を着せて行くつもりだ。あの子は私たちの中でこれからも
生き続けるのだ。永遠の息子…
パパとママはいつもそばにいるからね。
私はアルバムの中の息子に語り続けた。

気が付くと私は泣いていた。
毎パン新聞を読んでいた夫が私の異変に気付いてそばに来て私の肩に手を置いた。
「また、見てるんだね…」
そうなの、何度見ても涙が出てしまうの…
生後半年で母親と別れて物心ついた頃から家族が欲しくて仕方なかった。
今は誠実で優しい夫と可愛い娘に囲まれてると思うと嬉し涙に変わった。
「シャンには息子の分まで愛情を注いで遣ろうな。」私は大きく頷いた。
それから二人で娘の寝顔を見に行く。
この上なく健やかな寝顔。楽しい夢でも見ているのだろうか？うっすら笑っている。
しばし夫婦で娘の寝顔を眺めた。
夫が娘の頬を撫でる。私は髪を撫でた。
ずっと眺めていたい寝顔。私たちの愛しい愛しい娘。この幸せの為に夫婦で力を合わせて頑張ろう！
さっ、もう寝なきゃと私は立ち上がった。
その時ブーーと大きな音を立てておならが出た！
やだ！また食べすぎたかしら？？？
夫は笑いを必死でこらえた。

上野のしあわせ家族★
シンリー夫妻
我が子への愛の日誌♪