上野のしあわせ家族★ 愛する夫の聖誕記念日日誌♪-2019/08/18(日)

蒸せ返るような香ばしい筍ご飯の匂いがした。今日は最も愛する夫の誕生日。
夫の大好物の筍ご飯を精根込めて愛を込めて作った。ケーキも既に出来てある。
リンゴケーキの二段重ね。我ながら
上手く出来た。HAPPYbirthdayﾊﾟﾊﾟの
文字も綺麗に書けた。
夫は照れ臭そうに座った。
「パパ、はいプレゼント！」娘が金の折り紙で作ったメダルを首にかけた。
「シャン、ありがとうね。父さんは嬉しいよ!!」「これ、おてがみ」
夫は読み上げた。
パパ、いつもおしごとごくろちやま。
シャンとママのためにがんがってくれて
うらしいよ。お誕生おめでとう。
シャン子より
クラッカーの可愛い絵が書いてあった。
夫は涙を拭いた。私からは淡いスカイブルーのポロシャツを青いリボンにラッピングして渡した。「シャンもママもありがとうね！パパ頑張るからね！」
私も感激で泣きそうになるのをこらえた。
夫の誕生日のこの良き日位は笑っていたい…いいお祝いが出来て良かった。
楽しい誕生日に、なって良かった。
「ママのケーキ、絶品だよ、お代わりおくれ」まあ嬉しい！頑張って作った甲斐があった。私は大きなお尻を揺らしながら
冷蔵庫に向かった。

楽しい楽しい誕生会の後
二人でソファーに方を並べて色々語り合った。初めてあった日のこと、初めてのデート、話は尽きない。
私は大きな図体に似合わず気弱でないてばかりだったわね…これからは夫にただ着いていくだけの存在ではなくせめて肩を並べて歩けるようになりたい…
改めて誓った。二人は手を取り合い見つめ合った。そして愛する娘の眠る寝室にむかった。シン子さんの座っていたソファーの部分だけが大きく沈んでいた…
それには全く気付かないシン子さんであった…

上野のしあわせ家族★
愛する夫の聖誕記念日日誌♪