タンタンのBirthday Party16
～新幹線車内～
「お弁当、お飲み物はいかがでしょうか～」
「あにょ、アイスクリームくだしゃいﾌﾟﾐﾌﾟﾐ」
「はい、バニラ、チョコ、ストロベリーの３種類がありますがどれになさいますか？」
「バニラくだしゃい…あれ？おかあしゃん？」
「あっ、ﾌﾟﾐちゃんね、似ているかしら？私、シンコさんの同僚のシロクマのみゆきよ 王子動物園に住んでいるのよ」
「おかあしゃんのお友達でしゅか、いつもお世話になっておりましゅﾍﾟｺﾘ」
「あら、しっかりしてるのねぇ はい、バニラよ」
みゆきは手で少し温めたアイスクリームを、ﾌﾟﾐに渡した
「ありがとしゃんでしゅ ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ おいしいでしゅﾆｺﾆｺ」
「仕事が終わったら、動物園でまた会いましょうねｳﾌﾌ」
「あいっ！」
つづく
タンタンのBirthday Party17
次は新大阪～新大阪～
「さっ、降りるでしゅ」
ﾌﾟｼｭｰ ﾄｺﾄｺﾄｺ
「まじゅ、一駅だけ大阪駅まで…ﾌﾟﾐ-」
ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ ﾌﾟｼｭｰ ﾄｺﾄｺﾄｺ
「うーん、前はおとうしゃんと一緒だったから…どうやってマルーン色の電車に乗ったらいいのかちら？ﾌﾟﾐﾐ？」
ｵﾛｵﾛ ｷｮﾛｷｮﾛ ｵﾛｵﾛ ｷｮﾛｷｮﾛ
「勇気を出して、誰かに聞いてみるでしゅ…」
ﾄｺﾄｺﾄｺ
「あにょ、しゅみましぇん、マルーン色の電車に乗りたいんでしゅが、どうしたらいいでしゅか？」
「マルーン色？…あらﾌﾟﾐちゃん？ﾌﾟﾐちゃんやないか！」
「ﾌﾟﾐのこと知ってるんでしゅか？」
「もちろんや 有名な上野のパンダさんやねんな そうか王子に行くんやな」
「ちょっと誰かー、阪急電車に乗る人おらんかー！」
ﾌﾟﾐちゃんやー ｶﾞﾔｶﾞﾔｶﾞﾔ 人が集まってくる
「わい阪急電車乗るで 」
「おっちゃん！悪いけど阪急の梅田駅までﾌﾟﾐちゃんを連れていってくれへんか？」
「誰がおっちゃんやねん！ おぅ、まかしときーおばはん！ 」
「誰がおばはんやねん！じゃあ頼むわ ﾌﾟﾐちゃんきぃつけてな」
ｿﾞﾛｿﾞﾛｿﾞﾛ たくさんの人がついてきていた
つづく
