ばあばの純愛26
ゴゴゴォォォーーーッ
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
ウトウト ウトウト スヤスヤ スヤスヤ……シーン…
ウーン…パチッ…ムクリ…
865「キャーッ!」
「…どうしました?865さん?」
「リーリーさん、せ、この先線路が、線路がないです!」
「あら、本当だわ!海に落っこちちゃう」
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
スススゥ-ッ フワーッ
列車は空に舞い上がり、上へ上へと進んでいく
「汽車は闇を抜けてぇ~♪ラララ~♪プミーッ!」
ボボボーッ!ゴゴゴォォーッ!
「…プミちゃん、そっち?さあ、ゆくんだ~♪ラララ~♪じゃなく?」
「二人とも何の話?ばあばにはちっともわからないわ コンワク」
865「私にはわかりますよ ウフフ」
つづく
ばあばの純愛27
「あれ、ここは大洞窟だったはずでは?天井にぶつかっちゃうよ」
「現実とファンタジーの間に境目なんてないんでしゅ!プミーッ!」
865「あっ、それDJシンコさんが言っていましたね」
「黄泉の国に行くんだもの…常識では考えられないことが起きるわよねぇ」
列車は遂に宇宙に出た
「わぁ、暗いお空にお星さまがいっぱいでしゅね~キレイ!」
865「キーラキラ光る夜空の星よ~♪」
「何でしゅか、そのお歌?プミにも教えてぇ?」
「こらこらプミちゃん、甘えちゃいけないよ」
865「いえいえ、いいんですよ 私も一人で旅するのが不安でしたから嬉しいんですよ」
「旅は道連れ世は情けって言うわよねぇ ウフフ」
ゴゴゴォォォーーーッ
つづく
ばあばの純愛28
この満員の車両では、あちこちでこんな光景が見られた
ガヤガヤガヤ
ゴゴゴォォーッ
バタバタバタ
「はい、死神でーす もうすぐ黄泉の国に着きますんでね、皆さんが会いたい人の住所と地図渡しますねー」
「住所と地図!?ずいぶん事務的だなぁ」
「えーっとパンダの新星さんね…はいどうぞ、これね、この番地の場所を地図で探してね」
「は、はい…どうしよう、ビーリーちゃんわかるかしら?」
「う、うん…心配だなぁ」
「大丈夫っすよ 降りたら駅に総合案内所があるんでそこで聞いてもらえればね」
「もうすぐ、ひいじいじに会えるんでしゅね ワクワク プミーッ」
「…もうすぐあの人に会える…チュアンさん…」
つづく
電車内で読んで涙こらえるの大変だった
つづきありがとうございます!
涙腺崩壊しそうなので、999聴いてきます
アニメ版と映画版ですね?
そうですね!
私は特に原作の漫画が好きでした
ゴダイゴより、ささきいさおの曲がw
新星さんが川川さんに会えますように
865さんがご主人様に会えますように
続きを想像して涙が出そうです