芋金ちゃんと雪宝くん-2020/02/11(火)

～～　芋金ちゃんと雪宝くん　～～

「ねぇねぇ、芋たん芋たん！」

「んー…なぁに？ばおくん」

「あのねあのね、今日のお昼ごはん一緒に食べようよ」

「…いいけど、何で今日一緒になの？」

「えっとね、昨日飼育員さんがね、今日のたけのこはすごくおいしいのが入るんだってお話してたの聞いたんだ。だから、そのおいしいたけのこ、芋たんと一緒に食べたいなって思ったの」

「ふぅん、そうなんだ。うん、じゃあ良いよ。今日のお昼ごはん一緒に食べようね」

「うん！」

…ﾊﾟｸﾊﾟｸ ﾑｼｬﾑｼｬ ﾓｸﾞﾓｸﾞ …

「あーおいしいねぇ！芋たん！」

「うん、おいしいね、ばおくん」

「あ！それもおいしそう！」　ﾋｮｲｯ！ﾊﾟｸｯ！

「あー！それわたしのよー！食べてるのに取らないでよー」

「あーおいしい！芋たんが食べてるのすごくおいしいね　ﾆｺﾆｺ」

「はぁー、いっつもこうなんだから…わたしが食べてるの横取りするのよね…」

「ﾊﾟｸﾊﾟｸ ﾓｸﾞﾓｸﾞ 芋たん！一緒に食べるとおいしいねぇ！　ﾆｺﾆｺ」

「ﾊｧー　もうーしょうがないなぁ…」

ばおくんの笑顔に何も言えなくなってしまう芋たんなのでした。

おしまい