リーパパ新居に夢を馳せるの巻☆-2020/04/26(日)

はい、どうぞと妻がアップルティーを
置いてくれた。隠し味に林檎のすったものと
ハチミツが入れてあってとてもおいしい。
娘が寝た後の夫婦のティータイム。
何物にも変えがたい大切な時間だ。
倦怠期などといういやな言葉があるが
私達には無縁の話だ。長くいると
会話がないとか言うが私達は幼い頃の話し
娘が生まれるまえと後の話と話題に
事欠かない。夕食は筍ごはんだった。
すごーく美味しかった。今日は弁当も豪華で
筍と笹がたっぷり入った餃子。人参と竹の炒め物
前の晩から仕込んだ煮卵。コーンがたっぷり入ったパンダ団子のハンバーグまで付いた。
どれも食べごたえがあって美味しかったなあー
その時私のお腹がグーと鳴った。

妻が晩御飯足りなったわよね。
ウインナーがあるからすぐ用意するわと
手早くオリーブオイルでウインナーと
笹の炒め物を夜食として出してくれた。
料理上手な妻。私より遅く寝て早く起きて
弁当作りをしてくれている。
仕事もして家事育児もしてかなりの激務
だろう。文句愚痴１つ言わずそれで人には優しい
心の持ち主なのだからだれも彼女を悪く言わない
健気で愛おしい我が妻。
自分のお弁当は残り物を詰めて節約している。
そういったコツコツとした妻の努力のおかけで
結婚１０年目にして家が持てる。
本当に感謝している。

狭い団地みたいなこの家とも
もうじきさよならだと思うと
何かさみしいような気もするが
娘には広い庭で遊ばせてやりたい。
健気で前の良き思い出として。
我々に出来ることはより一層国民に
愛されるパンダになることだ。
都の税金が掛かっている。
心してパンダしなければ。
私はソファーに座った。
妻の座る場所の足がグラグラしている。
家具類は新居に引っ越すときに
全部新しく買い替えるつもりだ。
それまでもってくれると良いんだかと
私は心配げにソファーの足を
見つめた…

上野のしあわせ家族☆
リーパパ新居に夢を馳せるの巻☆