「梅梅さん、あの子達の事をお願いしますね」-2020/07/13(月)-梅梅保育園

梅梅保育園

ここは、地上からうんと離れた空の上
ここにパンダの国があり、その中に保育園がありました
園長先生は梅梅先生　お口でコロンコロンと子供達を転がすとみんな気持ちよくなって寝ます
お口グルグルといわれてました

園長先生にはお手伝いをしてくれてる子パンダがいました
一人は上野からきたお兄ちゃん
もう一人は白浜からきた福社長です

「園長先生、次ぼくにグルグルして」
「ダメだよ、ぼくが先だよ」
「こらこら、喧嘩したらあかんがな　ちゃんと並ぶんやでﾋﾟｷｰ」
「はあい」
「お兄ちゃん、お兄ちゃんの妹のシャンシャンは元気なの？」
「うん、元気だよ　元気すぎて怪我しないかちょっとヒヤヒヤしてるよ」
「大丈夫よ、シャンシャンも大人になったら立派なお母さんになるわよ」
「あ、園長先生　そうだといいんですが　妹には時々話しかけているけど気づいてないことが多いみたいです」
「それでいいのよ　シャンシャンも時々見上げて空を見てるでしょ　お話できてるわよ」
「せやな　うちも白浜の社長に話しかけてるんやで　女の子なのにすっかりおっさんぽくなって　だから社長とか呼ばれてるんや」
「社長さんはもしかしたらお姉さんになるのよね　楽しみだわ」
「うん、ばあばも楽しみやろ？」
「もちろん」
「ねえ園長先生、グルグルは？」
「そうだったわね　はいこっちにいらっしゃい　みんな順番にしてあげるからちゃんと並ぶのよ」
「はあい」

ｳﾌﾌ　ｷｬｯｷｬｯ　ﾜｰｲ

園長先生にグルグルされた子達はぐっすりと眠っていきました
ゆったりとした時が流れていました