観覧車の白昼夢-2019/11/04(月)-上野家の朝食

観覧車の白昼夢1

王子動物園にて

「昨日の無限ミカン、まだまだいけたわよｳﾌﾌ」
「ミカン食べ過ぎると、体が黄色くなると昔の人は言いまちたﾌﾟﾐｰｯ!」
「迷信だよ～ﾌﾟﾐちゃん」
「ﾌﾟﾐちゃんじゃないでしゅよ、今は松平香しゃんでしゅ」
「そうそう観覧車に乗るためにタヌキさんの葉っぱで人間になったんだもんね」
「そうでしゅよ、うちにはKYO-TAIがいまちゅからねｱﾌﾞﾅｲｱﾌﾞﾅｲ」
「お昼はまだかしら？ｺﾞｸﾘ」
「香しゃん、パンダしゃんの観覧車に乗りたいなぁﾌﾟﾐﾌﾟﾐ」
「頼んでみようねぇ、香ちゃん」
「お昼はまだかしら？」

ﾄｺﾄｺﾄｺ ｶﾞﾁｬ ｳｨｰﾝ

「ﾜｰｯ！動物園全体がよく見えましゅねｳｷｳｷ♪タンタンしゃーん！」
「海も見えるよ、ほらシンちゃん」
「お昼はまだかしら？」

つづく

観覧車の白昼夢2

「もう折り返しだねぇ、だんだん降りてきたよ」
「もう終わりでしゅか～ｼｮﾎﾞﾝ」
「お昼はまだかしら？…あ、あら？下に見えるカレー王子って何かしら？」
「カレー屋さんかなぁ？」
「カレーッ！キャー！食べたーい！！」
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ！ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！ﾕｻﾕｻﾕｻ！
「シンちゃん、やめてぇ～！」
「リーくん、木登り大好きだから高いの平気よねっ！」
「あれはシンちゃんを覗いて…イヤ見守ってるから訳が違うよ～！」
「ﾕｯｻﾕｯｻ♪たのちいな♪ｷｬｯｷｬｯ！ﾌﾟﾐｰ♪」
「ｷｴｰ、助けてぇ～、リー子怖いわぁ！」
「降りたらカレーねぇ♪ｳﾌﾌ」
ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ！ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！ﾕｻﾕｻﾕｻ！

隣の観覧車だいぶ揺れてるけど、大丈夫かな？子供がふざけてるんだろうなぁ
ｷｬｯｷｬｯしてるし
さぁ、地上に戻ってきたぞ

そういえば無限ミカンって何だっけ…

おわり

～上野家の朝食

「朝ごはんできたわよーｳﾌﾌｼﾞｭﾙ」
「わあ、おリンゴしゃんがうさぎしゃんでしゅﾌﾟﾐｰ」
「パンとコーヒー、いい香りだね」
「シャンはココアよ」
「ニンジンはあっちいけでしゅ」
「だめよ、ニンジンもちゃんと食べなさい」
「ぶぅー」
「シャンちゃん、ニンジンもちゃんと食べないと大きくなれないよ」
「かあしゃんみたいにきょたいになるんでしゅか？」
「や、やーね　母さんはタンタンさんと同じくらいの体重よｳﾌﾌ」
「うっ、ケホッ（コーヒーでむせそうになる）」