シャンタクロース-2020/12/24(木)

ピンポーン♪

「上野さん、宅急便です」
「あい、今いきましゅ」
「はい、ここにはんこ押してね」
「あい、ごくろうシャンです よいしょっと タンタンおばしゃん、ちゃんとこっちに送ってくれまちたね えーと、「わきのファスナーをあけて裏返すとサンタさんになるなのー」ふむふむ、これでしゅね 今年はシャンタクロースになるから秘密にしておかなきゃﾑﾌﾌ」

そしてもりの家でも

「タンタンさん、ちゃんと日にち指定で送ってくれた 今年のクリスマスのドレスﾎﾜﾜｰﾝ」

ここはシャンの家
父さんと母さんはシャンの家で夕食をとり、家に帰っていきました
「今夜はイブでしゅからね　靴下を用意して、サンタさんはクッキーとミルク、シュンにはニンジンしゃんでしゅね　ミルク、おいしそうでしゅねｺﾞｸﾘ　ちょっとだけ、ちょっとだけもらいましゅｸﾞﾌﾌ
そうだ、シャンもシャンタクロースにならなきゃ　タンタンおばしゃんが作ってくれたお洋服を着て
あー、シャンメリーでちょっとよってしまいまちたね　ちょっと休んでからとうしゃんとかあしゃんのところにいきましゅよ
ちょっとだけ、ちょっとだけ目をつむるんでしゅよ　ｸﾞｩ　ｽﾔｱ」ｶﾁｬ
「どう？シャン寝てる？　そーっと歩いてねﾐｼﾐｼ」
「寝てるよ　ミルクとビスケットとニンジンがおいてあるけどあーあ、口の周りミルクだらけだよ」
「また飲んだのねﾋﾞｽｹｯﾄｼｮﾘｼｮﾘ　じゃあ靴下にプレゼントを入れなきゃ」
「ねえ、シンちゃん」
「どうしたの？」
「シャンはサンタさんの衣装で寝てるよ」
「買った覚えはないんだけど　あ、もしかしたらタンタンさんが作ってくれたのかしら」
「そういえばタンタンさんがサンタさんの衣装がとか言ってたけど、このことだったのか　どうやらサンタさんになって僕たちのところに来るつもりだったようだね」
「でも夜遅いし、シャン一人で夜道を歩かせるのは心配だわ」
「そうだ、シュンに乗せてもらおう　それで僕たちは寝たふりをするんだ」
「そうね、そうしましょう シュンお願いね　待ってるわよ、かわいいサンタさん」
「いいっすよﾆﾝｼﾞﾝﾎﾟﾘﾎﾟﾘ」その後シュンに起こされたシャンタクロースは、シュンに乗せてもらって父さんと母さんがいる家に向かうのでありました