（洞窟カフェ）ｶﾀｶﾀ ｶﾞｯｼｬｰﾝ！-2023/04/19(水)-ロウロウちゃんを励ますﾋﾟｷ親分〜遠隔操作プミちゃん

「邪魔するでー」
「いらっしゃいませピキ親分さん、本日のおすすめはカツカレーですよ ｸｼｸｼ」
「おっ、ほなカツカレーで」
「わたちもカツカレー甘口でお願いしまちゅ ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
「………」
「あれっ？どうしましたか？ロウロウちゃん？」
「ロウロウは嫌がらせされて心の傷が治ってないねん」
「そうでしたか　本日のカツカレーは鹿児島産の黒豚のロースを使用していて、サクッとジューシーに仕上げてますよ
ロウロウちゃんの大好きなカボチャも揚げてトッピングにしましょう」
「…大盛りにしてアル」
ｶﾀｶﾀ ｶﾞｯｼｬｰﾝ！
「シャオじゃむりなのよ　あたちがみずをはこぶわ」
ｶﾀｶﾀ ｶﾞｯｼｬｰﾝ！
「二人とも水は僕がやるからおしぼりを渡してあげて」
「レイちゃん、プミおねえちゃんてカタカタさせながら、はこんでてスゴかったんだね」
「あたちだってぜったいできるもん！」

「ロウロウ、このあと、おかんが買い物連れてってあげる言うてたで」
「春物買うでちゅよ ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
「…ワンピース欲しいアル」
「ええやん、春らしい色のワンピース見つけよな」
♪ﾌﾟｰﾐﾌﾟｰﾐﾌﾟﾐ ﾌﾟﾐﾌﾟﾐﾐｰ(崖の上のﾎﾟﾆｮの曲)
『ご注文のお料理をお持ちしまちた ﾌﾟﾐｰ』
「大将、配膳ロボット導入したんか！先輩おらんくなって、まだチビたちじゃ重くて運ばれへんからなぁ
これレンタルなんか？買うとなると高いよな」
『早く取ってくだしゃいよ！』
「このロボットせっかちやな」
『ピキしゃんのほうがせっかちでしゅ！』
「なんやこのロボット、さっきから先輩がしゃべってるみたいやん　てか、うちせっかちやないわ！ﾍﾟｼｯ」
『ぶったでしゅね！親にもぶたれたことないのに！』
「シンコおばさんによくどつかれてたやん！いや、ほんまこれなんなん？」

『遠隔操作でロボットを通してわたくちが店員をしてるんでしゅよ ｸﾞｯﾌ』
「えっ！そうなん！プミ先輩が本当に今しゃべってんの！」
『そうでしゅよ、外出できない人がこうやって遠隔操作で働くためのロボットでしゅ』
「じゃあこれからも洞窟カフェ来ると先輩の接客受けられるんやな」
「早くカレー受け取ってくだしゃいな」
「そうやった、はいロウロウ、たくさん食べるんやで」
『ロウロウしゃんにひどいことした犯人でしゅけど、ロウチー署のチーイーしゃんが捕まえて出禁にしたって聞きまちた
いっぱい食べて嬉しそうなロウロウしゃんの笑顔が見たいでしゅ』
「ありがとうアル　みんな大好きアル ﾓｸﾞﾓｸﾞ　大将、カボチャプリン10個追加でアル！ﾓｸﾞﾓｸﾞ ﾆｺﾆｺ」
「ロウロウの笑顔も見れて、先輩の接客も受けれて洞窟カフェは最高やな
ほんで大将！このロボットいくらするん？ﾍﾞﾀﾍﾞﾀ ﾍﾞﾀﾍﾞﾀ」
『ちょっとピキしゃん！そんな触ったら壊れましゅよ！やめてくだ　ﾌﾟﾂﾝ』
「ロボット動かなくなったでちゅ　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ」
「はよ食べて買い物行くで！ロボットはうちが壊したんやないで、大将にはシーッやで！」