ばあばの純愛58
ゴゴゴォォォーーーッ
ガタンゴトン ガタンゴトン…
列車は地下深くの海の上を走っていた
「プミちゃん、すっかり帰るのが遅くなっちゃったね 一緒に来てくれてありがとね」
「ううん、ひいばあばもひいじいじに会えてよかったね プミー」
「そうだね」
「それにね、プミはひいばあばに似てるんだって!」
「へー、どんなところが?」
「暴れ太鼓でしゅ エッヘン」
「???」
ゴゴゴォォォーーーッ
バタバタバタ
「ああ、忙しい忙しい…次は終点~ビーリーの優しさ駅でーす」
つづく
ばあばの純愛59
ゴゴゴォォォーーーッ
ガタンゴトン ガタンゴトン…
プシューッ
ビーリーの優しさ駅~♪
ビーリーの優しさ駅に到着しました~♪
トコトコトコ
二人はホームに降り立った
「車掌さん、お世話になりました」
「なりまちた…しょれで…車掌しゃんのお顔はあるんでしゅか…コソッ」
「わーわー!!」
「どうしたんですかお客さん!大声出して」
「プミミ?」
「では、お元気で シンコさんによろしくお伝えください」
バイバーイ バイバーイ
ゴゴゴォォォーーーッ
ガタンゴトン ガタンゴトン…
つづく
ばあばの純愛60
久しぶりに京成電鉄の旧博物館動物園駅に戻ってきた
地上に出て上野動物園パンダ舎に向かう二人
トコトコトコ
「今日も満月だねぇ」
「そうでしゅね プミー」
「シンちゃん一人でリモコン大変だったかなぁ?」
「キョウコしゃんにも頼みまちたかね?」
「そうだね…そう言えばどうして車掌さんはシンちゃんの名前を知っていたんだろう?」
「れいしょうでしゅ!プミーッ!」
トコトコトコ
「ただいまー」
「ただいまでしゅ!」
つづく
ばあばの純愛61
「おかえりなさい!早かったのねぇ」
「えっ?」
「だってまだ10分くらいしか経っていないわよ」
「だってシンちゃん、僕たちはおばあちゃんに会いに…」
「プミーッ」
「いやあねぇリーくんたら、月を見に行くってプミと散歩しに行ったんじゃないの」
「プミミ?」
「それでキレイだった?」
「何が?」
「月よ」
「月はキレイだったよ」
「私もさっき月を見たら、キレイだったわよ ウフフ」
「I love youでしゅ キャーッ!」
つづく
駅名間違えました…
ビーリーの優しさ駅です
※修正しました(わいわい)
リーリーさんたち、違う駅で降りちゃったからシンコさんと話が噛み合ってないのかしらマルゴトパクッ」
月はきれいだったよ
すーてーきー( 〃▽〃)