チーン…
私と夫は並んで仏壇の前に座り
今は亡き息子の遺影を見つめた。
白黒模様になる前に逝ってしまった私達の息子
もし生きていたら孫が出来ていたかも知れない。
娘にはあなたにはお兄さんがいたのよと
いずれ話すつもりだ。
娘は大きな丸い目に涙をいっぱい溜めて
シャン、お兄ちゃんと遊びたかったようと
言うだろう。兄妹で遊んでいる姿が見たかった
息子よ、あなたをもう一度この胸に抱きたい!
私の胸に帰って来て!
私は心の中で叫びいつの間にか泣いていた
夫が背中をさすってくれた。
たとえ離れていてもいつもあなたを思ってるからね
あなたは私達の大事な息子であることには
かわりないのよ。
私達はもう一度遺影に向かって手を合わせた。
二人は立ち上がった。
シン子さんの座っていた座布団が
見事にぺしゃんこになっていた…
上野のしあわせ家族☆
シンママの今は亡き息子への日誌★
最後笑ってしまったけど、亡き息子、シャンのお兄ちゃんも空から笑ってるといいなと思いました
>>832
父さん、母さん
僕は元気だよ
こっちでは梅梅保育園で園長先生のお手伝いをしてるんだ
僕も梅梅園長先生にグルグルしてもらってるよ
ここでは僕の身体は大きくなって、みんなから父さんにそっくりだと言われてるんだよ
園長先生は力持ちだから大きな僕の体でもグルグルしてくれるんだよ
それから時々、シャンと話をしてるよ
だから心配しないで
僕は空の上から父さん、母さん、シャンの幸せと健康を祈ってるよ
だから泣かないで
僕はまた父さん、母さんに会えると信じているよ
…座布団、後で直しておくね
お兄ちゃん優しいね
お兄ちゃん優しい…涙
座布団…w
座布団にはカタロウがむしったリーちゃんの毛っけ入れるんですか?
>>841
父さんにそっくりな・・・
作家さん素敵なお話ありがとう 梅梅保育園最高だね
座布団にはお兄ちゃんの愛が詰まってる!