リーリーのドレス17〜21-2019/07/08(月)

～～リーリーのドレス19～～

～コアラ前～

「あっ、コアラしゃん！かわいいでしゅ」
「ﾋﾟｷｰ(かわいいでしゅ)」
「ちょっとﾌﾟﾐちゃんの寝姿に似ているね」
「コアラとパンダ、両方いるのはここだけなのよ」

「コアラしゃん、寝ていてお顔が見えないでしゅね」
「寝るのも仕事だよ、ﾌﾟﾐちゃん」
リーリーがたしなめる

すると飼育員さんがユーカリの葉の水を足しに来た

「コアラさんの負担にならないように、自然にお顔が見えるようにしてくれたわよ」

「本当でしゅね、お顔が見えまちた」

「鼻が大きいんだなー、僕もコアラは初めて見たよ」

「ﾌﾟﾐの鼻の穴が大きい？ひどいでしゅ」ﾌﾟﾝｽｶ

「ﾋﾟｷｰ(コアラしゃんの鼻でしゅよｾﾝﾊﾟｲ」

「何だーびっくりしたでしゅ」

つづく

～～リーリーのドレス20～～

「ﾌﾟﾐちゃん、こんにちは」
「僕はレッサーパンダのジャズだよ」

「今日はダミー(ジャアント)パンダをセットしてここに来たの？」

「どうして知ってるんでしゅか？」

「僕もガイア父さんと一緒に、ダミー(レッサー)パンダをセットして別の動物園に行った双子女の子のメロディに会いに行ったんだ」

「元気にしていて嬉しかったよ」

「家族と離れて寂しくないんでしゅか？」

つづく

～～リーリーのドレス21～～

「寂しいよ、でもこれか大人になるってことなんだ」

「そうなの？おとうしゃん？」

「……」

「ﾋﾟｷ……」

「時が来たらわかるようになるのよ」
タンタンが優しく言った

「ふーん」
「ジャズたん、尻尾が長くてﾌﾜﾌﾜでしゅね、ﾌﾟﾐ抱っこしたいでつ」

「ぼ、僕は男の子だから女の子に抱っこされたら恥ずかしいよ」

「ﾋﾟｷｰ(ｾﾝﾊﾟｲ ｾｸﾊﾗでしゅよ！)」

「ハハハ！」
リーリーも笑った

つづく