ひとりきりのランウェイ8
ランララン♪ルルルル-♪ランララン♪ルルルル-♪
「タンタン楽しそうだね~」
「あっ、おじさん私またドレスを作れることになったのーどんなデザインがいいかなぁと思ってウフフ」
「たくさん生地を出してきたんだね キレイなレースやリボン、ビーズ、スパンコールもあるね」
「おじさん詳しくなったわね」
「タンタンの弟子だからねフフフ」
「プミちゃんのでちじゃなかったの?」
「参ったなあ、でもプミちゃんじゃなくてプミ親方だよ」
「そうだったわね 松平造園の!」
「そうっ!」
ウフフ ハハハ ウフフ ハハハ
つづく
タンタンさん相変わらず可愛いなの
お裁縫もお菓子作りもできてスゴイなの
ドレス楽しみなの
ナノーナノー
ひとりきりのランウェイ9
(前のドレスはシンプルなラインだったから、今回はフリルいっぱいの『夢かわいい』ドレスも作りたいな
そう、○妻物語の深○ョンのロリータ服みたいなピンクのフリフリ…甘ロリっていうの?マイメロちゃんみたいなリーリーくん、可愛いだろうなあワクワク
まずはスケッチをしてみて…)
~上野動物園~
「ただいま~これお土産よウフフ」
「何でしゅか?アップルパイ?」
「シンちゃん買ってきてくれたの?」
「今日仕事の後にお菓子教室に行ってきたのよ 食べましょ」
「シンちゃんが作ったのー スゴい!」
「プミはお紅茶いれましゅよ おリンゴ♪おリンゴ♪プミープミー」
「アップルパイ…キティちゃんの好きな食べ物…」(震え声)
「モグモグタンタンしゃんのに似ている味でしゅね、おとうしゃん?」
「モグモグそうかい?わからないなあ 美味しいよ、シンちゃん」
「ありがとう タンタンさんの味に?気のせいじゃないかしら…ドキドキ」
つづく
おリンゴ♪おリンゴ♪プミープミーかわいすぎる
ひとりきりのランウェイ10
~8月某日の王子動物園内、旧ハンター住宅~
カタンカタン タンタンタンタン♪カタンカタン タンタンタンタン♪
ミシンがリズミカルに動き出す
(デザインも裁断も終わったわ 後はミシンで縫って仕上げにレースを縫いつけて~)
カタンカタン タンタンタンタン♪カタンカタン タンタンタンタン♪
ランララン♪ルルルル-♪ランララン♪ルルルル-♪
フゥ~
「タンタン少し休まないか アイスティーが入ったよ 今日はミルクとレモンどっちにする?」
「今日は暑いからレモンにするわ おじさんいつもありがとう」
「レモンはいいね クエン酸が疲れをとってくれるよ」
(さあ、飲んだらもうちょっと頑張ろう♪)
カタンカタン タンタンタンタン♪カタンカタン タンタンタンタン♪
ランララン♪ルルルル-♪ランララン♪ルルルル-♪
つづく
ひとりきりのランウェイ11
~8月某日の都内某スタジオ~
「今日はファッションショーの専門家の方々との打ち合わせに、デザイナーとして参加していただきたいの」
「まあ、本格的なのねぇ」
「タンタンさんには当日着替えとメイクをお願いします リーくんひとりきりだから、なるべく早着替えしなきゃいけないので、補助の方をお願いしましたよウフフ」
「何スレか前の100さん(以後100さん)です」
「あら?お久しぶりね シンコちゃんのパーティー前夜に泊めていただいたわね あの時はありがとうウフフ」
「お久しぶりです タンタンさんのお手伝い頑張ります サプライズファッションショー成功するといいですねニッコリ」
トコトコトコ
「この会議室のはずですわ」
「あら、先方の方もういらしてるのかしら?シンコちゃん?」
「そうですねぇ、中から声がしますねぇ」
……「プミーッ!プミーッ!」
……「ピッピキピーッ!」
100(ハッ、この声はっ!まさか……)
コンッコンッ
シンコが、ドアをノックする
つづく
「ピキー(大変お世話なりまちた)」
「というわけで今後も一生よろしくお願いしましゅ」
「ピキー(一生でしゅ)」
カタンカタン タンタンタンタン♪好き
タンタンさんが嬉しそうにミシン踏んでいる様子が伝わってくる
そしてここに来たかー!前々スレ100さん!