ひとりきりのランウェイ43
~ 8月14日、都内某スタジオ~
ガヤガヤガヤ トントントン ウィーン ガチャガチャ
「うーん、素晴らしいなのー ランウェイの完成ね~」
「これはこれはタンコ先生 このエグ、エクジェクティブ プレデターのわたくちの手にかかればこのくらい何でもないでしゅよエヘン ねぇ、白浜くん?」
「ピキー(そうでしゅね また泣かれたら大変だボソッ)」
ランウェイに立ち、ポーズを決めるプミ九郎
「総合演出のわたくちが自らモデルとなってテストちまちょうグフフ」
「ピキピッピ(強度のテストもあるので、プミ九郎さんだと軽ちゅぎましゅ)」
「ハァ?プミーッ!」
「ピキー(ご安心を!うちのスタッフの一番巨体なのを呼んでありましゅ)」
つづく
ひとりきりのランウェイ44
「ピッピ(音楽スタートポチッとな)」
「ピキー(照明スタートポチッとな)」
ジャンジャンジャジャジャーン♪バーン
赤地に白い水玉のドレス
もちろん赤地に白い水玉の大きなリボンを頭に付け、黄色のパンプスを履いているパンダが1人
カッコよくポーズを決めている
かなりのKYO-TAI、アイメイクはいつもより華やかに
つけまつげもバッチリだ
口元はセクシーなピンクのグロスが光っている
「シンコマネージャーでちゅかっプミ-!!」
「シ、シンコちゃんキレイなのー 私がプレゼントしたドレス、よく似合ってるー」
100「私がメイクしたんですよ レッスンの成果が出てるといいんですが…」
「バッチリなのー 明日リーリーくんもこのメイクなら可愛さマシマシねぇウフフ」
ジャンジャンジャジャジャーン♪バーン
今度は後ろからもう2人出てきた
黒くて超KYO-TAIの2人組である
「あっ、おかあしゃんが3人もいまちゅよプミミ?」
「ピキピキー(あれはうちのスタッフのエゾヒグマのポンとポロでしゅよ その前にまた設定忘れてる!あなたは上野のプミちゃんじゃないでしゅからっ)」
つづく