タンタンのBirthday Party24〜31-2019/09/16(月)

タンタンのBirthday Party28

ﾘｰﾝﾘｰﾝ
「はい、上野動物園パンダ舎です」
「ﾏﾏｰｯ！ﾌﾟﾐｰ！」
「シャンシャン？どうしたの？」
「しょの声は…おねえしゃん？布田しゃんでしゅか？」
「うん…そうだよ、布田です わかった！ホームシックになっちゃったんでしょう？」
「あのね、上野動物園の代表として行ったからね、しっかりしなきゃいけないんでしゅがね…あのね、コアラしゃんの赤ちゃんとね、おかあしゃん見たらね、寂しくなっちゃったの…ﾌﾟﾐｲ」
「うんうん、そうだよね ひとりで王子まで行ったなんて、シャンシャンはスゴいよ！偉いね！」
「う、うん…ありがとしゃんでしゅ」
「シャンシャンのリュックの中見てごらんよ」
「リュックの中でしゅか？」
ｶﾞｻｺﾞｿ ｶﾞｻｺﾞｿ
一番底に、黄色い大きな缶が入っていた
「これ、もちかして？」
「開けてごらんよ」
ｶﾀﾝｯ
「てっ、鉄仮面でしゅ！ﾌﾟﾐﾌﾟﾐﾌﾟﾐｰ！」
「昨日入れておいたのよ こんなこともあろうかと思ってね」
「布田しゃん！うれちいよ！ありがと…ﾜｰﾝﾜｰﾝ」
「これで寂しくないね 鉄仮面抱っこして寝たらいいよﾆｯｺﾘ」
「うん、寂しくない！ﾌﾟﾐｰ！」
ｶﾞﾁｬﾂｰﾂｰ
ﾌﾟﾐは電話を切ると缶から鉄仮面を取り出し、そっと抱きしめた
そして上を見上げて優しく微笑んだ

つづく

タンタンのBirthday Party29

～夕暮れ時の王子動物園～

「そろそろパーティーの準備ができたようやで タンタンのところに行こうな」
ﾄｺﾄｺﾄｺ
「夕焼けがきれいやねぇ、ﾌﾟﾐちゃん落ち着いたかー？」
ﾌﾟﾐと手を繋ぎながら結ねぇが聞いた
「うん、ありがとしゃんでしゅ…ﾌﾟﾐはおにいしゃんいたけど…会ったことないの…今は一人っ子だからおねえしゃんが出来てうれちいよﾌﾟﾐﾌﾟﾐ」
ﾄｺﾄｺﾄｺ
「うちもねぇ、桜姉ちゃんと桃姉ちゃんがいつも羨ましかったんや あやもまだママと一緒やしな ﾌﾟﾐちゃんはうちの妹になってくれるんか… 嬉しいわ」
「128さんもよかったらパーティー寄っていかんか？タンタンのお祝いに来てくれたんやろ？」
おじさんが言った
ﾄｺﾄｺﾄｺ
「そうでしゅ！このタオルケット持ってきてくれまちた！ﾌﾟﾐｰ」
128「えぇっ！いいんですか？」
「うちからもお願いします お時間が許せばやねんけど」
結ねぇも誘った
128「明日のタンタンさんのお誕生日イベントを見るつもりです それで今日は神戸に泊まる予定なので時間はあります…でも本当に？夢かしら！？」
「じゃあ決まったねぇ♪ﾌﾟﾐﾌﾟﾐ」
ﾌﾟﾐは反対側の手で128さんと手を繋いだ

ﾄｺﾄｺﾄｺ ﾜｰｲ ｷｬｯｷｬｯ

つづく