~ここは浜家の大きなリビング~
昨日は家族で桃の節句のお祝いをしました。
今日はお雛さまの片付けです。
桃浜「昨日のお雛さまパーティー楽しかったねー」
桜浜「ねー!お母さんのちらし寿しもはまぐりのお吸い物も、菜の花のお浸しに煮物に天ぷらも美味しかったよね!」
桃浜「茶碗蒸しとローストビーフも美味しかったー!」
良浜「あなたたちがお手伝いしてくれたから、あんなにたくさんのご馳走ができたわ。ありがとうね ニコニコ」
桃浜「わたしお母さんのお料理大好き!お母さんのお料理もっと教えてもらうんだ!」
桜浜「さては花嫁修行かな ニヤニヤ」
桃浜「もー!桜浜ってばー!」
キャッキャッ ウフフ アハハ キャッキャッ
良浜「じゃあそろそろ、お雛さまを片付けしましょうかね」
桃浜「あれ?お母さん…お雛さまが無いよ??桜浜、もう片付けたの?」
桜浜「え?わたしまだ何もしてないよー?…あ!本当だ!お雛さまが無い!!どこいったんだろう?」
良浜「あら、本当だわ…さっきまであったのに。どうしたのかしら?」
キョロキョロと部屋のあちこちを見回す三人。
桃浜「おかしいねー?どこいったんだろう?」
桜浜「…ねぇねぇ…あれ見て」
桜浜はリビングの片隅を指差しました。
三人の視線の先には、リビングのコーナーにあるプレイコーナーで静かに遊んでる彩浜の後ろ姿が見えました。
彩浜「…おひなちゃま、おでかけちましゅよ。おかちもっていきましゅ」
彩浜はお雛さまで、ごっこ遊びをしていました。
三人は、なるほどと合点がいったように顔を見合わせて、ウフフッと笑い合いました。
それから三人はそぉっと彩浜に近づきました。
桜浜「さーいちゃん!何してるのかな?」
桃浜「あー良いわねぇ、お雛さまで遊んでるの?」
彩浜は振り返って二人を見上げ、キョトンとした顔をしています。
桜浜「彩ちゃん、今日はお雛さまをお片付けする日なんだよ ニコニコ」
桃浜「彩ちゃんも一緒にお雛さまをお片付けしよっか!」
彩浜「おひなちゃま、おかたじゅけしゅるでしゅか?」
桜浜「そうだよ!お雛さまはお祝いが終わったら、早くお片付けした方がいいんだって!」
桃浜「また来年お雛さまを綺麗に飾ってお祝いしようね!」
すると、彩浜の顔はみるみるうちにくしゃくしゃになり、大粒の涙で溢れてきました。
彩浜「あぁーん!あぁーん!さいの、おひなちゃまー!ないない、やぁー!」アーンアーン
その声を聞いて良浜が駆け寄りました。
良浜「彩ちゃん、泣かないの。泣かなくて大丈夫よ、まだお片付けしないから、ね、まだお雛さまと遊んでて良いからね」
彩浜をぎゅっと抱きしめて、ヨシヨシと頭を撫でました。
彩浜「ヒックヒック…おひなちゃま…ないないちない?ヒックヒック…」
良浜「ええ、ないないしないからね」
彩浜「…おひなちゃま、さいの?ヒックヒック…」
良浜「ええ、ええ、彩ちゃんのよ」
桜浜と桃浜は、良浜に慰められてる彩浜を見て、ホッとしました。
桜浜「じゃあ、しばらくはこのまま飾っておくことにしますか!」
桃浜「そうね、彩ちゃんがあんなにお雛さまを気に入ったなら、そうするしかないわよね ニコニコ」
桜浜「今日は片付けしないことになったから、昨日お父さんが買ってきてくれた、お雛さまケーキの残り食べよっか!」
桃浜「いいね!じゃあ私紅茶入れるね!」
桜浜「結ちゃん、呼ばなくちゃ。結ちゃーん!ケーキ食べるから、お部屋出ておいでー!」
結浜「…(シーン…)」
桃浜「私呼んでこようか?」
桜浜「大丈夫!これ言ったらすぐに来るから…結ちゃーん!King & Princeがテレビに出てるよー!!」
結浜 ガチャンッ…バタバタバタ…「キャー!待って待ってー!テレビ終わらないでー!!」
桜浜「ホラね ウフフ」
桃浜「ホントだ ウフフ」
リビングに女の子4人と良浜ママが集まって、
ケーキと紅茶でお雛さまの後夜祭が始まりました。
結浜「昨日のお父さんの隠し芸面白かったねー!」
オモシロカッタネー キャッキャッ アハハ ウフフ サイヒン、オヒナチャマニ
ケーキ アゲルノ アラアラ ウフフ アハハ キャッキャッ
浜家の女子会はいつも賑やかです。
おしまい
めっちゃかわいかったよ
ありがとうございます
>>135
素敵なお話をありがとシャン
彩ちゃん、お雛様大好きなのね
永明さんの隠し芸は何だったのかちら
上野はシャンよりリー父さんの方が名残惜しそうにお雛様をしまってる気がしますw
可愛いお話ありがとう
私が浜家(というかピキ子)のお話を書いたらいつもおふざけになるからwきゃわわなお話大好き
浜家のおひな祭りかーわーいーいー!
きゃわわー!ほんとに癒される
素敵なお話いつもありがとう
>>135
いつも賑やかな浜家 女子が多くて楽しそう ありがとう!
昔知り合いの娘さんが同じようにお雛様をリカちゃん人形のように可愛がって 寝る時も一緒だったそうです
その後お雛様の髪の毛やお着物が・・・ 皆様のご想像におまかせします
「行き遅れる!!」って
父ちゃんと母ちゃんのそばにおったらええ
もしや箱推しなのかな
可愛いなぁ~
いつもかわいいお話ありがとうございます
4姉妹のキャラと優しい両親の賑やか浜家に毎回ほっこりします
またぜひ書いてくださいね
「おばちゃまたちのお話嬉しいヨ
昨日のひなまつりパーテーできれいな色のおかしがすっぽんすっぽん プミちゃんの鼻から高く飛んだだヨ きれいな虹のようだたアル」
作者さんいつもありがとうございます!
関西弁じゃなくても全然大丈夫ですよー
十二分に楽しませてもらってますので、思うままに書いてもらえたら嬉しいです
笑えるお話もホワワーンなあったかいお話も楽しく読ませてもらってますよー
浜家みたいな家族いいな!
>>154
オチなんかなくてもかまへんでー
ウチの家族はほんわかなんやから(お母ちゃんとウチ以外は)
って細かい事言うと和歌山弁分かりませんでしたw という事で日本語なら何でも大丈夫ですよ!これからもよろしくお願いします!
浜家を書いてる者です。
いつも読んでくださりありがとうございます!
感想を書いてくださる事とても嬉しく励まされます。
永明さんが登場するときは関西弁がんばって書くのですが、なかなか難しくてできなくてすみません。
本当は皆さんのように、笑えるような面白い話が書きたいんですが、難しいです。
いつも長くて笑いどころもないですが、お邪魔じゃなければまた書かせていただけたらなぁと思います。
レス失礼しました!