~ここは浜家の…桜浜と桃浜の可愛らしいお部屋~
コンコン…
桜浜「はぁーい!だぁれ?」
結浜「ゆいひん…」
桃浜「どうぞー」
キィ…パタン
桜浜「ゆいちゃん、どうしたの?」
桃浜「うつむいちゃって…具合でもわるいの?」
結浜はうつむいたまま首をふった。
桜浜「なにかあったの?…大丈夫だから、おねえちゃまたちに言ってごらん?」
結浜「…おねえちゃま…ぜったい笑わない?」
桜浜・桃浜「ん?…笑わないよー。どうしたの?」
結浜はそっと顔を上げた。
桜浜「どうしたのー!その顔!唇のまわりが真っ赤じゃない!」
桃浜「あらあら…目のまわりとほっぺたもグリーンやピンク色で塗りたくっちゃったの?どうしてそんなことに?」
結浜「グスングスン…あのね…ゆいね…今晩のライブでKing & Princeが出るから…メイクして…おしゃれしたかったの…」
「グスン…でね…おかあさんのメイク道具かりて…やってみたらね…どんどん…変な風になっちゃったの…これじゃあ岸くんに会えないよー!ヒックヒック…わぁーんわぁーん!!」
桜浜と桃浜はお互いの顔を見合わせてうなずきました。
桃浜「ゆいちゃん!泣かなくて大丈夫よ!おねえちゃまたちが、すぐにメイク直してあげるから!」
桜浜「そうよ!おねえちゃまたちにかかれば、ビックリするほど綺麗になっちゃうんだから!安心しなさい!」
二人はそう言い終わるか言い終わらないうちに結浜のメイクを落としにかかった。
二人は手分けをして、メイクを落としてから、下地を塗りサッササッサと目元やほっぺた、くちびるに、どんどん結浜に似合う色をメイクしていった。
桜浜・桃浜「はいっ!終わったわよ!鏡をどうぞ!」
結浜は、おそるおそる鏡をのぞいてみました。
「…わぁー!すごい!すごーい!可愛いらしくなってる!これわたしなの!」
桜浜「そうよー!結浜ちゃんよ!どう?気に入った?ウフフ」
桃浜「これならライブ観られるかな?」
結浜「うん!これならライブ観られる!!ありがとう!おねえちゃま!」
結浜は、桜浜と桃浜に抱きついた。
桜浜と桃浜は「さあ観てらっしゃい!」と結浜の背中を優しくポンポンとたたいた。
結浜「桜浜おねえちゃま!桃浜おねえちゃま!ありがとう!ゆい観てくるねー!」
桜浜と桃浜は再びお互いの顔を見合わせて、可愛い妹だなぁとふふっと笑い合いました。
おしまい
可愛い~~!!
お姉ちゃんがいる子っておしゃまで憧れてた
自分は男兄弟しかいないから