町娘おシャン-2019/03/24(日) -ﾌﾟﾐﾋﾟｷ音頭

ｶﾞﾗｶﾞﾗｰ
「おとうふやシャン、こんにちはでしゅ！おとうふいっちょうくだしゃいな！」
「あいよー！今行くからちょっと待っててねー！」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ…
「あらおシャンちゃん、こんにちは。今日は一人かい？おシンさんは？」
「ははうえはきょうはとうげのちゃやでおきゅうじのおちごとなので、
シャンがおとうふをかうようにたのまれたんでしゅ。」
「あらまぁー、おシャンちゃんお遣いなのねー！偉いわねぇー！！
あれ？それはそうとその帯の模様、今おシャンちゃんが持ってる竹のお椀を
刺繍にしたのかい？」
「あい！シャンがこのおわんだいしゅきっていったら、
おまさちゃんのははうえしゃまがししゅうちてあげるよっていって
ちてくれたんでしゅ。」
「まあかわいいわねえ！おシャンちゃんとっても似合ってるよ！」
「ｸﾞﾌｯ！ありがとシャンでしゅ。」

「えっと、それでお豆腐は一丁って言ったかい？
木綿か絹ごしどっちかわかるかい？」
「うーん、ははうえなんていってたかなあ…？」
「つるつるっとしたやつかい？それともザラッとしたやつかい？」
「おみしょしるにいれるっていってたから、うーん、いつもおみしょしるの
おとうふは…ちゅるちゅるしてましゅ！」
「じゃあ絹ごしだね。その竹のお椀に入れてあげるから
ちょっとおばちゃんに貸してくれるかい？」
「あい！」
「あらこの中にお代が入ってるんだね。ではこれをいただきますね。
おシンさんによろしくね。」
「あい！」
……………………
「はい、絹ごしのお豆腐一丁だよ。お水こぼさないように、
お豆腐崩さないように、気を付けて帰るんだよ。」
「あい！」
「今日は寄り道しないで家に帰るんだよ。」
「あいでしゅ！」
「途中お友達に誘われたりカラスがいたりしても一緒になって遊んじゃだめだよ。」
「あいでしゅ！」
「おばちゃんが扉開けてあげるからね。」
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｰ
「じゃあね、おシャンちゃん、気を付けてね。」
「あいでしゅ！おとうふやしゃんのおばちゃん、ありがとしゃんでしゅ！」
ｿﾛﾘｿﾛﾘﾖﾁﾖﾁ……