シャン@ママのおちごとにっき-2019/02/06(水)-東海道新幹線内にチーザイくん〜あやしげな乗客〜お留守番のシャン子とじいじ

>>940の続きです

車掌「シンコさん、他の販売員の人から怪しげな乗客がいると報告がありました
11号車2人掛けの窓側の座席 今は隣は空いてます 体格は大柄で筋肉質っぽい 帽子を深くかぶり、コートは着たままで唐草模様のバンダナらしきもので顔を覆ってるそうです 気を付けてください 私も後で様子を見に行きます」
シンコ「はあい アイスクリームを売りにいきますから様子を見てきますね 何かあったら知らせます」
車掌「くれぐれも気を付けてくださいね」
～11号車
シンコ「アイスクリームはいかがですか？ あらチーザイ君ありがとう バニラと抹茶味があるけどどちら？ あ、ごめんね いちごパフェ味はないのよ ではバニラね ありがとうございます 固いから気を付けてね」
シンコ「(この男ね) お客様、アイスはいかがですか？ バニラと抹茶味がございます」
リー「(まずい、風邪のフリをしよう)ｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝ ま、抹茶をください」
シンコ「はい、300円です(竹を抜いて押さえる) 観念しなさいっ ﾒﾘﾒﾘﾒﾘﾊﾞｷｯ」
リー「ひ、ﾋｨｲｲｲｲ」

>>952の続きです

シンコ「あなた指名手配されてるわね、私の目は誤魔化せないわよ 確保っﾒﾘﾒﾘ」
チーザイ「(シンコの背中を叩く)トントン」
シンコ「ん？ チーザイ君、危ないわよ え？犯人じゃない？ リー君？ まさか ちょっと待って
(帽子を取る)リー君どうしてここに？ まさか黙って白浜に行こうとしてたんじゃ」
リー「(お、重い)ししし、シンちゃん誤解だよ これには訳が… あれ、どうしてチーザイ君僕だとわかったの？ え？東京駅で乗るところを見た？
なんとなく声をかけづらかったって…
なんだ、バレてたのか」
シンコ「それよりシャンはどうしたの？ 一人で夜まで留守番させてるの？」
リー「ちゃ、ちゃんと親父に連絡したよ お昼前から一緒にいるはずだよ」
車掌「シンコさん、大丈夫ですか？ 」
シンコ「大丈夫です ごめんなさい 主人なの
出張だったけど、急遽取り止めになって新大阪で引き返すことになりました」
リー「(そ、そんなぁ)ど、どうも 家内がお世話になってます ﾍﾟｺﾘ」
車掌「あ、どうも なんだ、そうでしたか
シンコさんも新大阪で交代ですから、上りの勤務は同じ新幹線になるように手配してあげますよ」
シンコ「あら、ありがとうございます 一緒に帰れるわね ニコニコ」
リー「う、うん(シンちゃん、目が笑ってない ｺﾜｲﾖｰ)」
シンコ「チーザイ君、新大阪からの乗り換え大丈夫？ 大丈夫みたいね 永明さん、ラウ姐さんによろしく伝えてね
あら、帰りは神戸にも寄るのね タンタン姐さん喜ぶわよ 楽しんできてね ｳﾌﾌ」
リー「永明ニキに断りのラインを送っておくか」

こうしてリーリーのプチ家出は失敗に終わったのだった