シャン@今日は節分にっき- 2023/02/03(金)-〜節分の日 １鬼め〜２鬼め

～節分の日　１鬼め

「さあ、恵方巻を作るよ　ｸｼｸｼ」
「はあい」
「ご飯は少なめに乗せて具材もたくさん乗せすぎるとうまく巻けないからね」
「ニンジンのちぇていい？　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「だめでしゅよ　ﾌﾟﾐｰ」
「シャンちゃん、ニンジンは甘辛く煮てあるから大丈夫だよ」
「それならおけでしゅ」
「ニンジンまるごろおいちーよ　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「それをいうならまるごとよ　ﾍﾟｼｯ」
「ややっ　この巨大は恵方巻はアルン君にでしゅか？」
「そうだよ」
「アルンスペシャルでしゅね」

ﾄﾞｽﾄﾞｽﾐｼﾐｼ
「あら、恵方巻作ってるの？　美味しそうね　この巨大恵方巻はすごいわね　ｳﾌﾌｼﾞｭﾙﾘ」
「あ、ママ　それはアルン君のでしゅからつまみ食いはダメでしゅよ」
「わ、わかってるわよ　ｺﾞｸﾘ」
「（こりゃシンちゃんにも作ったほうがよさそうだな）　じゃあ、うち用にも巨大恵方巻を作る？」
「うん、つくりたい　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「うまくまけるかちら　ﾊﾞﾌﾞｰ」
「ねえねも手伝いましゅよ」
「うん　ありがとう　ねえね」
「じゃあ、恵方巻を作って、食べたら豆まきをするよ」
「巨大恵方巻はアルン君にとどけましゅよ　ちみたちもいきましゅか？」
「うん、いくー」
「れーもいくー」
「アルン君に会ったらトリックオアトリートって言うんでしゅよ　ｸﾞﾌｯ」
「ねえね、それちょっとちがうわよ　ﾊﾞﾌﾞｰ」

～節分の日　２鬼め

「ﾌｩ　食べまちた　恵方巻やおいなりさん、美味しかったでしゅ　巨大恵方巻をママは半分以上食べてまちたね　ﾌﾟﾐｰ」
「そ、そんなことないわよ　それより、恵方巻やおいなりさんの作り方はメモしておいた？」
「もちのろんでしゅ　これで向こうでも作りましゅよ　ｴﾍﾝ」
「ばあば達にふるまってあげてね　これは日本の味ですよって」
「うん、ばあば達喜んでくれるかちら」
「大丈夫よ　あなたはママの娘なんだから　ｳﾌﾌ」
「そうでしゅね　カリスマシャンにまかせんしゃい　ﾋﾟｯ」
「じゃあ片づけたら庭で豆まきをするよ　シャオ君とレイちゃんは昼間作ってたお面を持っておいで」
「はーい」

「おめんもってきたー」
「もってきたわよ　ﾊﾞﾌﾞｰ」
「ねえねも持ってきましたよ　ｸﾞﾌｯ」
「ｷｬｯ（裏声）シャンちゃん、そのお面は毎年ドキッとするよ」
「なんかおめめがいっぱいー」
「おもちろいかおー　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「シャオ君のお面はグリーンで、レイちゃんはピンクの鬼さんなんだね」
「うん、ぼくのいろー　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「かわいくちたの　ﾊﾞﾌﾞｰ」
「パパのは？」
「パパは赤鬼さんだよ」
「なんか鬼ばっかりになりまちたよ」
「ｳﾌﾌ、大丈夫　私はおかめさんのお面よ」
「シンゴジラがおかめさんでしゅ」
「シャン、何か言った？　ｷﾞﾛｯ」
「な、なんでもないでしゅ　じゃあ、パパの鬼さんに豆をぶつけましゅよ　それー」
「おにわーそとー」ﾊﾟｼｯ
「ふくわーうちー」ﾊﾟｼｯ
「あいたた、本気でぶつけられると痛いよ　ｴｯﾎｴｯﾎ」
「ん？なんかふってきたよ　ﾍﾞﾋﾞｰ」
「ねえね、ゆきよ　ﾊﾞﾌﾞｰ」
「ほんとだ　雪でしゅね」

空を見上げると小さな粒の雪が舞っていました
豆まきの声はしばらく続きました

おしまい