ポムポム上野　こんにちは赤ちゃん-2020/12/18(金)

ポムポム上野　こんにちは赤ちゃん

今週は、ポムポム上野のサービスのノウハウを学びたいと、関西の企業から視察団がやってくる。
その視察団の中の1人が、プライベートで初めて、きょうだいを迎えるにあたり一週間、短期集中居残り研修を申し出てきた。

今回は産後のママさんへのケアサービスも含めて、ベビちゃんのお世話をきっちり１週間でマスターして帰りたいとのこと。

少しハードスケジュール…ロッテンマイヤーさんの出番かちら。

ポムポム上野　こんにちは赤ちゃん

関西からの視察団ご一行が無事視察を終えて帰っていった。
そこに残ったのが、
「ちっさ！」
小さな小さな女の子。
要るのか要らないのか、頭にねじり鉢巻き、大きな黒縁の眼鏡をかけて、
片手にメモ帳、片手にペンを持ち鼻息荒く立っていた。

所長が言った
「プミ子さん、こちらのお嬢さんに色々教えてあげてね。明日からの業務はクライアント様にも
ご承諾いただいているから、ピキ美さんを帯同してね。」

「あい、よろしくでしゅ」

「お世話になりますっ！」

おっ、おう、、、気合十分でしゅね・・・。
今日は特に依頼がないので、赤ちゃんのお世話の前に、産後のママさんにも優しいおやつの
レシピでもいくつか紹介しましゅかね。
何がいいかなぁ…プミ子も試食するとして…おりんご縛りでしょうここは…ｸﾞﾌｯ

ひっ！

ふと気が付くと、超至近距離でメモを手に前のめりでプミ子を凝視しているピキ美。
圧がしゅごいでしゅ…
「ピキ美しゃｎ・・・

「はいっ！！」

「かっ、軽く、、、気軽にいきましょう！」

ポムポム上野　こんにちは赤ちゃん

事務所のキッチンでおやつ作りのレクチャーが始まった。

「りんごは薄くﾍﾟﾗｯﾍﾟﾗにスライスしてくだしゃい」
「薄くとは何ミリですか？」

「お砂糖はどどどどばーっと元気に入れましゅ」
「どばーっとはどれくらい？何グラムですか？」

「ふわふわーっていい感じになるまでかき混ぜましゅ」
「いい感じとはどんな感じですか？」

終始このようなやり取りで噛み合わないプミ子とピキ美。
プミ子は感覚派なので、ピキ美に伝わりにくいようだ。

「ｯｸﾞｽﾝ・・・」
ピキ美の表情が曇る。