ポムポム上野 【ねえねのキモチ】
ヨイチョ、ヨイチョ
ワッセ、ワッセ
今朝も小さなお餅のようなおチビさんたちが一生懸命
木に登っています
見る見るうちに、高く高く、プミ子が見てもドキドキする
高さまで行ってしまいました
「ねぇねー!」
木のてっぺんから得意げに手を振るのは妹のバブ
「ぼくはここでちゅー!」
ちょっと中途半端な高さから用心深く手を挙げる弟ベビ
「しっかり木につかまってぇ!!」
手を振り返しながら思いました
あっという間におっきくなっちゃいましたシミジミシジミ
この頃ではSNSもベビとバブの話題で賑わっています
ベビは父さんの小さい頃にそっくりだとか、バブは好奇心旺盛で
木登りが得意とか…
「みんなプミ子のこと、忘れちゃったのかな…なんてねプミー」
ちょっと寂しくなりました
「いけない、いけない、お仕事遅れちゃう!父さん、母さん行ってきます!」
「行ってらっちゃーーーーーーーい!」
元気なベビバブの声に背中を押され、自転車に乗って事務所に
出勤します
ポムポム上野 【ねえねのキモチ】
事務所に着いて書類の整理をしていると所長から声をかけられました
「久しぶりに今日は一緒にランチに行かない?」
「わっ、わ、割り勘ですよね?」
「いやぁね、私が御馳走するわよ!!」
「はいっ!もちろん、喜んで!」
えぇ~嬉しい、何を御馳走してくれるのかな?朝のちょっともやもやした
気分が吹っ飛んでいきました
少し早めに事務所を出て、所長と向かったのは精〇軒
「私、まだパンダプレート食べたことないんです!」
「そんなことだと思った。さ、行くわよ」
窓際の眺めの良いお席に通された
素敵なお帽子を被ったおばあちゃまや、ちょっとおしゃれなネクタイをを
したおじさまがいらして、自然とプミ子の背筋もスッと伸びます
「最近ベビバブちゃんたち大きくなったわね」
「所長、知ってらっしゃるんですか?」
「もちろんよ。SNSのチェックは欠かさないわよ」
「意外でしたプミー」
「どう?お姉さんになって何か変わったかしら?」
そう聞かれるとプミ子は言葉に詰まってしまいました
深夜のポムポム上野キタ━(゚∀゚)━!
今回はプミ子ねえねのお話なのですね
続き楽しみに待ってます!
>>16
プミ子さんキタ─────!!
ベビバブちゃん達もみんな可愛い~
٩(๑•ㅂ•)۶うぇーい
割り勘を気にするプミ子ちゃん
健気で面倒見がいいところとか、小雅ちゃんと重なっててかわいい
続き楽しみです
シンコさんと割り勘にしたら割り勘負け必至ですもんねwしっかりもののプミ子さんそこは流石です
続き楽しみにしていましゅ
続き楽しみ!
>>44
プミ子ちゃんのいじらしさにうるうる
ゴワゴワ握りしめて読み進めていたら
「この頃双子ちゃんのお世話(と言うか自分のお食事)が忙しくて」のところで鼻水が出てそこでもゴワゴワ使いましたw
優しいお話ありがとうございます
>>44
新米ねぇね 頑張って!ねぇねがベビバブを愛するように私達もねぇねが大好きよ~!!
ポムポム上野 【ねえねのキモチ】
「お待たせいたしました」
「わぁ~」
下を向いてだんまりだったプミ子ですが、お皿を見て思わず声を
あげてしまいました
タルタルソースのかかったエビフライやナポリタン、ハンバーグ、
見たくもないオレンジ色のアイツのソテー等々沢山の美味しそうな
お料理がワンプレートにぎっしり!
見ているだけで幸せな気持ちになります
「食べる前にっと…」プミ子はスマホを取り出し撮影しました
顔を上げるともう所長は食べ始めています
慌ててプミ子もいただきますをします
ポムポム上野 【ねえねのキモチ】
一緒に頼んだパンでハンバーグのソースをもぬぐってしっかり
完食する頃にはお腹が破裂しそうです
「さぁ(もう一皿いけるわ、私)、次はお待ちかねのデザートよ」
デザートは、なんとなんと!双子誕生記念ということで
ベビバブの名前がチョコレートソースで描かれているではありませんか
プミ子は嬉しくなって右から、左から上から斜めから、たくさんたくさん
写真を撮りました
「ふふふ可愛いところ、あるわね」
「所長、何かおっしゃいました?」
「いえいえ、さっいただきましょう」
白いふわふわのムースが柔らかくて口に入れるとスッととけていきます
このふわふわ感、ベビバブのほっぺみたいとプミ子は思います
「双子ちゃんは可愛いけれど、良いお姉さんでいるのも大変よね。
ご両親さまにも甘えたい時もあるわよね」
突然の所長の言葉にスプーンを持つ手が止まります
ポムポム上野 【ねえねのキモチ】
「良いのよ、聞いて欲しいことがあったり、理由もなく甘えたくなった
時はお母さまに甘えても。今、世間の目がみんな双子ちゃんたちに向いている
ように感じるかもしれないけれど、みんなみんなあなたのことも大好きなのよ。
特に、ご両親は、双子ちゃんと同じようにあなたのこと大好きよ」
「プッ プミー」
「実はね、今日のこのランチもお母さまからのプレゼントなの」
「え?母さんからですか?」
「そうなの。この頃双子ちゃんのお世話(と言うか自分のお食事)が忙しくて
あなたとお話する時間もないから、私に代わりに食事に行ってほしいって。
今朝も、あなたが行ってきますと言ったのに、電話で(園長室に抗議の)話を
していてお返事できなかったこと謝っていらしたわよ」
「プミー何だか目から汗が出てきました グスッ この頃プミ子、母さんとも父さんとも
ゆっくりお話できないし、みんなベビバブばかりに目を向けて、寂しかったんです
ベビバブは可愛いけれど、何だかちょっと…」
「ふふふ、やっと言えたわね、本当の気持ち」
「プミっ?」
「そうよね、ちょっと寂しいわよね。良いのよ、本当の気持ちだもの
こうやって少しずつ、あなたもお姉さんになっていくのよ」
「所長…」
ポムポム上野 【ねえねのキモチ】
「あなたはたくさんの人に愛されてここまで大きくなったのよ。あなたが生まれた
時は、今双子ちゃんに向けられている目が全部あなただけに向けられて、
プミ子さんはホント大人気だったのよ!
あなたは人に優しくできる子よ。優しさをちゃんと知ってるから。」
「ありがとうございます」
「今日はもうお帰りなさい」
「はっ?」
「今日は暇だし、私からお休みをプレゼントするわ。双子ちゃんたちと木登りして
遊んで来たら?それから、テイクアウトでプディングをお願いしたから、これは
私から皆さんへのプレゼントよ。」
「シンコしょちょおーーーーありがとうございますぅグスッ」
自転車は事務所に置いて、そのまま帰宅することにしました
崩してはいけないからと、大切にプディングを抱え慎重に帰路につきます
木登りの後、美味しい紅茶とプディングをみんなで頂こう
ベビバブは食べられるかな?
そうだ、さっき食べたデザートの写真もみんなに見せよう!
頭の中に色々なことが浮かんできます
まだまだ新米ねぇね、これからも成長します!
ううぅ…やさしいねえねになったけどまだまだパパとママに甘えたかったんだね
やさしいプミ子ちゃんのまわりはやっぱりやさしさでいっぱいだ
ピフしゃん、お話ありがとうございます
自転車でお仕事に行く姿が今回も見られて嬉しいです
>>44
優しくてかわいいプミ子さん大好きでしゅ
私にとっめプミちゃんはいつまでも特別なパンダよ
ごわごわ貸してくだしゃい
>>44
シンコさん、園長室に抗議の電話(体重公表の件?)してたからいってらっしゃい言えなかったのかwww
しっかり者のイメージのプミ子さんだけど、まだまだ甘えたいお年頃だもんね
プミ子さんは十分素敵なねえねだから、我慢しないで時には思いきり甘えん坊になってほしいな
ピフしゃん、今回も可愛くておもしろくて素敵なお話をありがとうございます!
見たくもないオレンジ色のアイツwww
あかん目から汗がでて辛い
ピフしゃん素敵なお話ありがとうございます