100円ショップ プミ☆ピキ-2021/07/19(月)-バックヤードにて

100円ショップ プミ☆ピキ ～バックヤードにて～

｢店長、来月の販売計画書ができまちた。お目通しお願いしましゅ｣
｢はい、あらプミさん。今回は早い提出ね。締切までまだ余裕あるわよ｣
｢あい。弟と妹も生まれて、長女の余裕でしゅ｣

｢昨年のコロナ禍、追い風だったこの業界も、1年経ってなかなか苦戦を強いられておりましゅ｣
｢そうね～。昨年はほんとに、マスクマスク消毒液ウエットティッシュマスクマスク、大変だったわね｣

｢いい時は長く続かないってもんでぃ、昨年の自分に打ち勝つ術を練らなきゃあ、なのでしゅ｣
｢その通りね。昨年は売上も良かったけど、今年はもう通常通り。何か仕掛けないと、劇的な売上アップも難しいわね｣

｢そこでご相談なんでしゅが｣
｢ええ、何かしら？｣
｢あの上野の美少女も生まれた頃から使用していた！先日生まれた双子の赤ちゃん達のお供もしている！レッグウェイトの実演販売を考えておりましゅ｣
｢あら、いいアイディアね。｣

｢小脇に、いつか発売予定の【 ほんとの大きさベビ586g】と【 ほんとの大きさバブ644g】を抱えて、両脚にレッグウェイトを巻いて、プミと一緒にレッツ☆エクサシャ～イズ！を提案いたちましゅ｣
｢それを、プミさんが実演するのね？｣
｢あい。実は場所ももう押さえまちた。｣

｢あらま、準備万端ね。どこでやるのかしら？｣
｢あい。上野動物園東園パンダ舎横の、サーラータイ前でしゅ。そこで、テントを出して、上野の美少女観覧後のお客しゃまを軒並み引き止めて、買ってもらいましゅ｣
｢あらまー、本格的ね。準備数はいかほど必要かしら？｣
｢あい。現在、上野動物園は2000人に入場者数が制限されており、とは言え半数の方が購入して下さる計算として、1000個でしゅ！ｴﾍﾝ｣
｢わたくち1人では心許ないので、もうピキしゃんのシフトも押さえてありましゅ ｸﾞｯﾌ｣
｢そう。それは心強いわね｣

｢では、商品部への商品確保の連絡は私がしておくから、みんなでこのプロジェクト成功させましょうね｣
｢あいっ！がってんでい！じゃなかった、頑張りましゅ ｺﾎﾝ｣

後日、商品の準備も無事間に合い、トリプル☆Pの飛び入り参加もあり、実演販売の効果絶大、エクシャサイズ希望のお客様がどっと押し寄せ、瞬く間に1000個完売

カリスマ販売員プミの伝説を作ったプミしゃんは、がんばったで賞でミニボーナスをいただきました。
｢弟と妹が生まれて何かと物入りなので、とっても助かりましゅ。ミルクとか、おしめとか、かあしゃんの電解質や糖分を含むあのあれも、これで買わせていただきましゅ｣

おしまい(ラミネートでちた。全部フィクションです笑)