喫茶ﾌﾟﾐﾋﾟｷ・銭湯ﾌﾟﾐﾋﾟｷ-2019/04/05(金) -ﾌﾟﾐﾋﾟｷ庵

俺の名前は御徒町力男、人は俺のことをリッキーとよぶ
つま一頭、むすめ一匹いるが訳あって別居中である
ぶらぶらと歩いていると「喫茶プミピキ」という店の前に来た
ここは確かパンケーキが有名だったな　入ってみるか

プギャーパフパフ♪
ななな、なんだ
「いらっしゃいましぇー」
「ﾋﾟｷｰ」
とりあえずコーヒーにするか
「ホットコーヒーください」
「おきゃくしゃん、おいちいパンケーキはいかがでしゅか？」
「ﾋﾟｷｰ」
まあ、頼んでもいいか
「あ、じゃあパンケーキもください」
「あい、かちこまりまちた」
「ﾋﾟｷｰ」
先に運ばれてきたコーヒーを飲みながらパンケーキを待っていた
しばらくして
「おまたせちまちた　パンケーキでしゅ」
「ﾋﾟｷｰ」
それはパンケーキとは言い難い、おどろおどろしいものだった
パンケーキの上にトッピングされたホイップに乗ってるチョコレートはどろどろしていて、例えるならホラー映画に出てくる魔境のようであった
見てるだけで胸やけを起こしそうだった
「ピキ子シェフがこころをこめてつくりまちた　スペシャルパンケーキでしゅ」
「ﾋﾟｷｰ」
ううう、目をつむって食べるとするか

喫茶プミピキ　そこは　かわいくも恐ろしいところである

銭湯ﾌﾟﾐﾋﾟｷ

今日も一日仕事で疲れたな
おっこんなところに銭湯あったっけ？
風呂でも入って癒されよう
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
「いらっしゃいましぇー」
ずいぶん小さい子が店番してるな
「100えんでしゅよ」
「ﾋﾟｷｰ」

体も洗ったし湯船に浸ろう
ん？ずいぶんぬるいな
しかもお湯の量がどんどん減ってる
「ｷｬｯｷｬ やっぱ栓抜きはたのちいでしゅねー」
「ﾋﾟｷｰ ｷｬｯｷｬ」
「コラー！またﾌﾟﾐﾋﾟｷの仕業ね！栓抜いちゃだめって何回言えばわかるの！」
「シンゴジラこわいでしゅねーはんちょしゃんよりこわいでしゅ」
「ﾋﾟ、ﾋﾟｷｰ」