ﾌﾟﾐﾋﾟｷ大奥 ～渡来品のお菓子-2019/04/26(金)

ﾌﾟﾐﾋﾟｷ大奥 ～渡来品のお菓子

｢お姫さま方、今日は渡来品のお菓子があるよ～｣
｢わーいでしゅ!ややっ、これはどこのお国のお菓子でしゅかね?｣
｢それが珍しいの、仏蘭西だって｣
｢ﾋﾟｯﾋﾟｷﾋﾟｰ(仏蘭西とは貿易ちてないはずでしゅが)｣
｢そうなんだけど、なんでも仏蘭西の都でお庭に滝のあるお屋敷に住んでる貴公子様が、江戸のお城の姫君達に是非にって。特別なルートで献上されたみたいよ｣
｢たき?たきとはなんでしゅか?ピエールでしゅか?｣
｢ｺﾗｯそんな事は言わなくていいの!ほら、プミちゃんのお部屋の手水鉢から風流にお水がﾁｮﾛﾁｮﾛ流れてるでしょ、あれをもーっともーっと大きくしたものだよ｣
｢うわぁ、たき見てみたいでしゅ!｣
｢ﾋﾟｯﾋﾟ-!｣

ﾌﾟﾐﾋﾟｷ大奥 ～渡来品のお菓子

｢そうだ、ピキちゃんのお国には有名な滝があるものねぇ。いつかみんなで行きたいね!｣
｢ﾋﾟｷ-!｣
｢さあさあお菓子、マカロンって言うんだって。召し上がれ｣
｢ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｰ!｣

｢待ったぁぁーーー!!ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ!おてぬお姉しゃん、これはお毒味はすんでましゅかーっっ?!｣
｢(･･ﾋﾞｯｸﾘしたぁ)大丈夫だよ、50個献上されたうちパンディーズ様方で20個、シンコ様で28個のお毒味が済んでるからｱﾊﾊ｣
｢･･･そうでしゅか。危なくまたピキどのにせけんのあらなみがおそいかかるところでちたが･･ﾌｩまぁ良かったでしゅ｣
｢ﾋﾟｯｺｰ!｣
｢ではいただきましゅ｣
｢ﾋﾟｯﾋﾟｰｼｭｰ｣

｢ｼｬｸｼｬｸｼｬｸｼｬｸ･･･｣
｢ｻｸｻｸｻｸｻｸ･･･｣

｢こ、これは･･･乳くしゃい!!なんと乳くしゃいお菓子でしゅーー｣
｢ﾋﾟｯｺﾞｰ!!(乳臭い仲間が増えたー!)｣