プミピキ大奥～新しい子が来る?-2019/07/20(土)

プミピキ大奥～新しい子が来る?

･･ﾄﾞｽﾄﾞｽﾄﾞｽﾄﾞｽﾊﾞｷﾑｼｬﾄﾞｽﾄﾞｽ
｢プミ殿、ピキ殿どこにいるのですか?｣
｢あっシンコさま、こちらでしゅﾌﾟﾐｰﾀﾕﾀﾕ｣
｢ﾋﾟｷｰ!ﾀﾕﾀﾕ｣
｢あらまあ!二人ともそんなに着物をたくしあげて、たらいのお水に脚を浸けたりして。お行儀が悪いですよ｣
｢だってあちゅいでしゅﾌﾟﾐｰ｣
｢ﾋﾟｺｰ(ここ数日急に蒸し暑くなりまちた)｣
｢ﾊﾞｷﾓｸﾞ二人に話しがあるのですよ、脚を拭いてこちらへいらっしゃい･･･
(まあﾌﾌｯピキ殿に比べてプミ殿のあんよの短いことといったら!でもそこがまたなんとも可愛いらしいのよね)｣

｢あのねﾊﾟｷｯ、今度この大奥保育園に新しいお子さんをお預かりすることになりましたよ、まだとても小さいので通いでね。毎日お母さまにおんぶされて来ますから仲良くして差し上げてねﾓｸﾞﾓｸﾞ｣
｢ﾜｰｲ!新しいお友達でしゅ!｣
｢ﾋﾟｯﾋﾟｷｰ!(もう保育園って言っちゃってましゅ)｣
｢お名前はなんていうんでしゅか?｣
｢ﾊﾞｷｲｲｯ 男の子なのでね、サン坊ちゃんっていうのよ｣
｢えっ、男の子でしゅか!初めてでしゅ｣
｢上様が男とか女とかをあんまり気にされない方なのでこれも御時世ねぇﾑｼｬ。この前は上様ご本人も『綺麗な打ち掛け･･着てみたいわぁ』ってちょっと裏声で仰ってたしねｳﾌﾌ｣

プミピキ大奥～新しい子が来る?

｢しょうでしゅか、おのこちゃんでしゅか。困りまちた･･おのこでしゅとお静ができないから、ピキ殿、八五郎役をサン坊しゃんにゆずってあげてくれましゅか?
｣
｢ﾋﾟｯﾋﾟｷﾋﾟｰ!(はい喜んでー!!)｣
｢ﾊﾞｷｯ それでね、サン坊ちゃんはまだミルクを飲むからその面倒も見てあげてね｣
｢ミルクでしゅか?!プミにまかしぇてくだしゃいましぇ～。ここは保育園といえど大奥でしゅからね、そこはきっっちりお毒味もしましぇんとね、ええ｣
｢ﾋﾟｺｰ･･(プミさま悪っっい顔してるわぁ･･)｣
｢ﾑｼｯﾑｼｯ それとね、栄養補給でシロアリ?もおやつで持たせるって言ってたわ。これも時間を決めて食べさせてあげてねﾎﾟﾘﾎﾟﾘ｣
(え･･アリしゃんでしゅか?プミ虫しゃんは少しこわいんでしゅが･･)
｢シロアリぃ?!あかんて!!アイツら一匹入れたったらあほみたいに増えよるでぇ!城いかれたるがな!城、屋台骨からいかれるでぇ!!のぅ!｣
｢ｶｯｶﾗﾝｶﾗｰﾝ ピ、ピキ殿?!落ち着いて、ね、ね。そ、そうねシロアリはフリーズドライのにして頂きましょうね、母君に言っておくわねｱｾｱｾ
(ピキ殿どうしたのかしら、滅多な事では動じないわたくしが焦って竹を落としちゃったわ。ホームシックがこういう形で出ているのかしら?お国のお良の方様に飛脚を飛ばした方がいいかしらｵﾛｵﾛ)｣