プミピキ大奥 ~お良の方江戸へその2
「それが私には全く心当たりがのうて、上の娘らにも聞いてみましたのやけど・・これがお恥ずかしい話でのし。
うちの娘らはガタイがよく・・いえ、ま、健康優良児で、みなさまの見てるところや見てないところで色々と家具など破壊したりしてますのやけど。
それを自分らの体重・・あ、いや自分らの粗相のせいにしとうなくて
『これ、もともとシロアリが食ってたんじゃないのぉキャッキャッ』『そうよぉシロアリが食ってたからもろくなってる~キャッキャッ』なんて言うてふざけとったことがあったようでのし(なんかこの話シンコさまに話すの気ぃ使うわぁ、かなわんなぁ)」
「あらまあ サクサクサクサクサクサクサクサク(なんか先ほどからお良の方さまが妙に口ごもるわねぇ・・あっ、お腹空いたのかしら?
あの、お良の方さまもカゲロウどうぞ・・ ってあらまあ空っぽ!!口当たりが軽いから全然お腹一杯になってないわ、シンコびっくり!)」
「ほんでそれをピキも聞いてたらしくて、すっかりシロアリを大事なもんを食ってまう悪いやつや、敵や、思てしまたみたいやして」
プミピキ大奥 ~お良の方江戸へその3
「あらまあ、そんな事がおありになったのねえ(口寂しいわぁ、誰かおやつ持ってきてちょーだい)」
「ほんまにえろうすみません。まさか大奥にいさしてもろてからシロアリと縁が深うなるとは思いしまへんでしたのし。
シンコさまも、サン坊はんのお母堂もさぞお困りですやろのし」
「ウフフ、それがね、あの文をお送りしてからちょっとした出来事があって。今ではピキどのはすっかりシロアリと仲良しというか面倒見が良くなってしまって!」
「ま!何があったんですやろか?!」
「実はこの間ピキどのとプミどのと一緒に『夏休みこども歌舞伎』というのを観に出かけましたのね。
そしたら市川中車という役者さんが出てたそうなんだけど、歌舞伎そっちのけでタガメやらアリンコやらの話をさんっっざん聞かされて『一寸の虫にも五分の魂』ってのを叩き込まれて帰ってきたらしいの」
お良の方ー!
カマキリ先生でしゅ
この人の「昆虫しようぜ!」のポスターあちこちで見かけるわw
そういう人だったのねw
「昆活しようぜ!」だったわ…麦わら帽子でウェーイ
ピキとシロアリのエピソードありがとうございますw
>>374
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