プミピキ警察24時~ランプの魔人とシンコ署長(アラジン実写版もうすぐ公開)
前回プミとピキに詐欺師扱いをされ、たいほされそうになり慌ててランプの中に戻った魔人
プミピキ署の落とし物保管庫に入れられてしばらくの時が経った
「今日もいいお天気ね~食堂で何を食べようかしら」ウフフ
「お願い…ここから出してぇ」
「あら、何か聞こえるわね?落とし物保管庫ね、何かしらこれ…カレーを入れるアレ?でも蓋があるわね…」
シンコ署長がランプの中にオヤツでも入ってないかと蓋を取ろうとしたりひっくり返したり振ったりしていたら大きな手でこすってしまいました
ぼぼぼぼぼぼん!
「やっと出られた!大きい体のご主人様、ありがとう!どんな願いも3つだけかなえて差し上げます」
「タケノコ!タケノコがいいわ!そうよ、食べきれないほどのタケノコが欲しいわっ」ウフフ
「かしこまりました、出でよタケノコ!」
ポッスン!
「まあ素敵!でも少ないわね、私さっき食べきれないほどって言ったわよ?これじゃ一日で無くなるじゃないの」
「えっ、でも…結構な量ですよ?さすがに一日ってことはないかと…」
「なによ!どんな願いもって言ったじゃない!?嘘をついたのねっ!」ガルガルガオーッ
「ひぃぃぃ~突然おこりだしたぁぁ!いやぁぁ」
ランプの魔人は再びランプの中へ戻り、ランプの中でシンコ署長がタケノコをモグモグする音を聞いていたのでした
そしてランプはシンコ署長によって署長室へ運ばれました
ランプの魔人にかなえてもらえる願い事はあとふたつ
(つづく)
プミピキ警察24時~ランプの魔人とシンコ署長のつづき
「ちょっと~ランプの魔人さーん。出てきて~」スリスリ コスリッ
「…はーい、ご主人様~」
ポッスン!
「あのね、私の部下にプミって子がいるんだけど人事異動で中国に行かせなくちゃならないんだけど…聞いてる?」
「あ、はい」
「それでね、それが来月の6月の予定なのよー。でも今オリンピックの警備やらで人手不足で忙しくって…。
それにあの子は外へ出すにはまだ未熟だから心配なのよ。だからプミの異動を延長するように叶えられないかしら?少しの期間でいいの」
「それなら、仕事ができる新しい署員を何名か補充するようにお願いした方が手っ取り早くていいんじゃないですか?」
「余計なことをしなくていいのよっ!」
「ひぃぃぃ~わかりました!延長を先方と交渉してきます!」
「頼んだわよ」バキムシャ
プミ「シンコ署長~わたち今年は異動は無しになったみたいでしゅ!これでピキしゃんのお誕生日が一緒にお祝いできましゅ、嬉しいでしゅ!」
「そうみたいね。もうちょっとだけ一緒にいましょうウフフ。頑張って働いてね」
プミ「あいっ!がんばりましゅ!」
シンコ署長の願い事は残りあとひとつ
(最後の願いの話もいつかまた)
作家さん、ありがとうございます
読んでいくうちに目がうるうるとなってきました
魔人さんもありがとしゃん
シンコ署長、なんだかんだいってプミちゃんのことが心配なのね
ピキちゃんのお誕生日一緒にお祝いできるね
みんなに愛されてるプミちゃん
異動延期になってみんな喜んでるよー
これからもドジっ子のお話でほっこりさせてね