プミピキ警察24時~小さなお客さん その1
ここは、上野のどこかにあるプミピキ警察署
「今日は湿度も高いので熱中症には気を付けてください こまめに水分は取るように だからといってアイスクリームとかアイスクリームとかやたらと食べてはダメですよ ペキッ」
「署長、そんなに2度も言わなくてもだいじょぶでしゅって プミー」
「ピキー(一番心配なことだから2度言ったんじゃないかと)」
「では、気を付けていってらっしゃい」
「あいっ、プミ巡査長パトロールに行きます ピシイィィ」
「ピキー(ピキ巡査パトロールに行きます ピシイィィ」
パタン
「ふぅ、大丈夫かしらね ペキッ」
少々心配な署長であった
キコキコキコキコ
「この前、白バイ申請したのにまた却下されまちた プミー」
「ピキー(またパラリラすると思ってるからじゃないないでしゅか)」
パトロールをしていると、デパートの入り口からひんやりとした空気が漂ってきた
「ややっ、ひんやりでしゅ あやしいでしゅね 入りましゅよ」
「ピキー(休憩でしゅね)」
2人は屋上まで行って休憩をとることにした
スナックコーナーできょたいの店員からプミはりんごジュースとアイスクリームを、ピキはアイスミルクティーを受け取った
「アイスクリームは早く食べないと溶けてしまいましゅ」
「ピキー(せんぱい、もう署長の言うこと忘れてる)」
欲望の赴くままに動くプミ ふと見ると、ピキより小さい子が一人でミルクセーキを注文して受け取っていた
「ミルクセーキおまちどうさま 落とすと危ないから席まで持っていってあげるわね ウフフ」
「キュー(ありがとうでしゅ)」
ピコピコピコ
その小さい子は歩くたびにピコピコなる靴を履いていた きょたいの店員はミルクセーキをその小さい子の席まで持って行ってテーブルの上に置いた
「あの店員さん、デカいだけじゃなくて優しいでしゅ」
「ピキー(デカいだけ余分でしゅ でもあの子、どこかで見たことある気がしましゅね)」
ピコピコなる靴は、リーリーが怖がる靴ww
プミピキ警察24時~小さなお客さん その2
「あの子、お金ちゃんと持ってるんでしゅかね」
プミは自分の事の心配より、その小さい子がお金を持ってるのか心配になった
「ピキー(さっきポシェットから出してはらってましたよ あのニンジンポシェットから)」
「うっ、ニンジンでしゅか」
見るとその小さい子はニンジンポシェットを斜めにかけていて、席につくとミルクセーキを少しずつ飲んでいた
「にんじんポシェット、ますます怪しいでしゅ」
「ピキー(お父さんかお母さんはいないのかちら 一人できてるみたいだけど)」
「ゆうちょうにミルクセーキ飲んでましゅよ 家出した乳くさい子じゃないでしゅかね」
「ピキー(せんぱいもまだちちくさいでしゅ)」
なんとなく一人でミルクセーキを飲んでいる小さい子が心配で、プミとピキはチラチラとみていた
小さい子はポシェットからスマホを取り出すとどこかに電話してるようだった
「どこかに電話してましゅね 『私は家には帰りません 探さないでください』とか言ってるんじゃないでしゅかね」
「ピキー(その割には楽しそうに話してるように見えるけど)」
席が離れているので会話の内容はわからないので、プミは勝手に妄想していた
小さい子に話しかけてみようかなと思っていたら、小さい子のいるテーブルに男性が近づき、小さい子に何か話かけた
「お父さんみたいでしゅね」
「ピキー(さっきの電話できてくれたんでしゅね)」
その時だった
男は小さい子を抱きかかえるとそのまま建物内に入り、エレベーターの方向に走って行った
「キュウウゥゥー」
小さい子は大声を上げたがすぐに口を塞がれてしまった
事件の匂いがプンプンする
プミピキ出動ですよー!
チーチーが恐かったり痛かったりしませんようにオネガイシマスオネガイシマス
チーチー!!!
もしかして姪っ子のプミやお兄しゃんのリーリーに会いにきた?