プミピキ警察24時~Father’s Day その8
父親が風呂から上がると食卓にはいろいろな料理が並べてあった
「ご馳走がいっぱいだな」
「今日は父の日よ ウフフ」
「そうだったな」
「あの、これ…」
プミは父親に包みを渡した
「なんだろ 開けてみるか」
父親が包みを開けると水色のハンカチが出てきた
「ハンカチか ありがとう」
「とうしゃんの名前も入ってるよ」
「どれどれ」
見るとそこには「力男」と刺繍してあった
父親は一瞬ドキッとした
「プミ、こ、これは?」
「え?とうしゃんの名前力男じゃなかった?」
「やだあ、プミったら 父さんの名前は「力力」よ なんで力男なのよ ウフフ」
「だって、かあしゃんがいつもリーくんてよぶから下の名前がわからなくて力男かなと思ったんだもん プミー」
「相変わらずそそっかしいなぁ プミは アハハ」
父親は笑いながらも内心ホッとしていた
「とうしゃん、あの、この前はニンジン残してごめんなさい 今度はちゃんと食べるようにするから」
「まあ、ゆっくり食べられるようになればいいさ プミはできる子だから」
「そうよ 残したら私が食べてあげるわよ ウフフ」
こうしてプミも楽しい父の日の時間を過ごすことができた
プミピキ警察24時~Father’s Day その9
翌朝、いつものようにプミとピキは署長室にいた
「そう、お父様がいらしてたの 今度いらした時は是非こちらにも寄っていただくように伝えておいてね」
「ピキー(はいっ、伝えておきます)」
シンコ署長は、仕事で白浜に戻れないピキの事を思って永明が会いに来たことはわかっていた
プミが永明からの伝言を署長に伝えた
「あの署長、ピキ巡査のお父様が『シンちゃん、そろそろ気持ちに気づいてあげなさい』とかなんとかいってまちた」
「や、やだあ 永明さん、そんなことまで コホン こ、これは大人の話よ バキッ」
「ピキー(かけひきでしゅ)」
「かけっこでしゅか 署長はあまり足が速くな…」
「ピキー(シッ でしゅ)」
その頃、プミの父親はハンカチの間に何か紙が挟んであるのを見つけた
それはりんご型のカードでメッセージが書いてあった
「とうしゃん、いつもありがとう とおしゃん大好き プミ」
と書いてあった
「口下手なのは誰に似たのかな」
父親の鼻が少し赤くなった
おわり
父の日の大作おつかれしゃんでした!
泣いたり笑ったり楽しかったー!ありがとしゃんです!
名前は絶妙に間違えたけど、りんごのメッセージカード入れてたプミの優しさに涙
父の日長編ストーリーありがとう
超大作とてもおもしろかったです
最後のおりんごカードにはもらい泣きしてしまいました
私に絵心があれば、おちりニキさんとプミピキちゃんが敬礼する絵を描いてみたいものですピシイィ
規制がかかり大変だったと思いますが、とても楽しい長編ありがとうございます!
両親と一緒の時のプミはいつにも増して子供らしさ全開でほんと可愛い
バキムシャ攻撃www何か分からないけどウケるw
最後泣いた
Rockに負けず何度も書き直して投稿してくださって本当にありがとうございました
今回も素晴らしいお話でした
力男のところは笑ったw
楽しかったです。
カレーのにんじんを残したことを謝ったり、かわいいなあ。