臨時給付金の封書が届いたぞ。-2020/07/13(月)-プミピキ署

ｷﾞｺｷﾞｺｷﾞｺ　ﾌｧﾝﾌｧﾝﾌｧﾝ♪
「プミ巡査長の自転車、サイレン鳴るんやった？」
「えへへへ、小雅しゃんに改造してもらいまちた　右ハンドルのこのボタンを押すと鳴るんでしゅ」
「ええなぁ、うちはボタン押したらミサイル発射する自転車欲しいわ」
「おっ、着きまちたよ、ここが詐欺に引っかかったおうちでしゅね」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「プミピキ署から来まちた　プミ巡査長でしゅ　ﾋﾟｼｲｲｨ」
「ピキ巡査でしゅ　ﾋﾟｼｲｲｨ」
「あっ！警察さんですか！お待ちしておりました　これです！この紙が送られてきて」
「落ち着いてくだしゃい、わたくちたちがビシッと解決しましゅから」
「お願いします」

「えーと、なになに　10万円もらうには千円振り込まなければならないでしゅか」
「はい、でも手数料がいるなんてテレビや新聞じゃ言ってなかった気がするんです
どうしたらいいんでしょう？」
「おっちゃん、落ち着きー　うちの顔見てや」
ｼﾞｰ
「どや？落ち着いたか」
「はい、あなたを見ていたら子供なのにおっさんぽい…あっいやっ、よく考えたら給付金もらうのに手数料なんてかからないですよね　ｱﾊﾊﾊ」
「そうやで、うちの顔見れば特殊詐欺なんか引っかからんわ　なんたってうちは夢大使やからな」
「じゃ、そういうことで解決でしゅね　それでは本日はリンゴ2個になりましゅ」
「えっ？リンゴ？」
「警察もタダではないんでしゅよ　出動でお昼ごはん食べそこねたんでしゅから！
リンゴがなかったら、そこにあるブドウでいいでしゅよ」
「あっ、はい　ではブドウ2房で」
「それでは今後も詐欺に気をつけてくだしゃい　ﾋﾟｼｲｲｨ」
「気をつけるんやで　夢大使じきじきに忠告なんて、おっちゃん幸せやで　ﾋﾟｼｲｲｨ」
「はい、ありがとうございました(ふー、良かった良かった　妻のブドウ買ってこなきゃ！)」