温泉プミ女将の湯けむり事件簿①②-2019/03/23(土)

ー温泉プミ女将の湯けむり事件簿②

プミ子夫「お義父さん！」
自慢の尖った頭をしきりにさすりながらプミ子の父力男は「イタタタタタタッ プミちゃん何するんだよー」と呻いた。

プミ子「とうしゃんここでなにちてるでしゅかっ！」
プミ子は怪しいシルエットに無我夢中でデッキブラシを振り回し命中させた。
力男「父さんは湯治にきたんだよー」
日課の木登りで疲れた筋肉を回復させるつもりでいる力男。
力男「それに浴槽が狭くて万年水風呂の我が家と違ってここの広くて滝もある。」
プミ子「かあしゃんはどうちたでしゅか？」
力男「シンちゃんは二日後にくるよ。」
数多の駅弁の中から頭をかきむしり苦悩しながら好きなものをチョイスしたい力男は鉄道の旅、3食何も考えずに食べられる船旅をシンコは選び別々にプミ子夫婦のところに向かうことになったのだ。

シンコは飛鳥Ⅱのロイヤルスイートでのんびりこちらに向かっていた。
「毎食の献立を考えなくていいなんて最高ねｳﾌﾌ」

…つづく