プミ「昨晩の事を思い出すと、もうあんな思いはしたくないって思ったら美味しそうに食べれたでしゅ…それに、作ってくれた皆に、にんじんに悪いでしゅからね…?」
ピキ「ピピピー。ピキー。」(先輩、演技派だったんですね…。でも、にんじんは美味しいですよ。)
プミ「いつか、本当に克服できるよう頑張りましゅ!」
プミの目元で雫が輝いた。
その一方、ロケの撤収作業を手伝っていたADがいつも見慣れぬ人物を見かけ、頭を下げる。
AD「プロデューサー!どうしたんですか?!いつもは現場に顔出さないのに。」
プロデューサー「大人気アイドルが出るっていうから気になって現場来てみたんだ。二人共美味しそうに食べてたし可愛かったな~。まるで昔の仙…あ、あれは?」
プロデューサーが指差した方にはプミとピキの食べ残しの人参料理を凄い勢いで口へと流し込むシンコがいた。
AD「ああ、ダブルP☆のマネージャーさんらしいですよ。凄い食いっぷりですね…。」
プロデューサー「…いや、まさか…な?彼女がこんな所にいる筈がない…しな。」
プロデューサーは若きADだった頃を思い出していた。
その日、グルメ番組に呼ばれたのは当時人気絶頂のアイドル『仙女』。
凄い勢いで美味しそうに食べ続けるアイドルの仙女はまさにグルメ番組でひっぱりだこだった。
プロデューサー「丸顔美人な所は…似てるけど、マネージャーさん、彼女の倍近く横に大きいし…。」
プロデューサーは遠き眼差しでシンコを見た後、タバコを咥えながら若手ADの肩を叩くと、笑顔でその場を後にした。
番組は勿論高視聴率を叩きだしたが、次からにんじん料理のロケオファーは断られるようになったらしく、理由が分からない番組側は首を捻ったという。
ピキ「ピッピピ?」(そういえば、子供の頃の先輩はにんじん料理をどうしてたんですか?)
プミ「プミの記憶の中のお母さんはシンコさんみたく超絶食いしん坊でしゅた…。そしてにんじん大好きだったので…いつもあげてましゅた!」
ピキは思わず飲んでいた飲み物を噴出した。
鼻の穴w
>>586
カメラの前ではちゃんとおーいちー!ってレポートできたプミのプロ根性を見た気がするよ
偉かったね
伝説の大食いアイドルや優しげなプロデューサーも登場してまたまた続編が楽しみです
なんで美味しい顔で食べたのにロケ断られるようになったんだろ?w
断ったのはダブルP側なのでプミがニンジン嫌いなままだからでは
ラウゴンのトラウマに怯えるピキw
実際はラウゴンかじりまくりですが
×プミは意を決して聞いてみる事にした。
○ピキは意を決して聞いてみる事にした。
相変わらず誤字が多くてすみません。
仕事が忙しくたまにしか投下しませんが
読んでくださったり、感想をくださったりありがとうございます。
体調崩されてる作家さんも早く全快されますように。
長編大作ありがとうございます!
いつも楽しく読ませてもらってます
ほんとここの作家さんたちは皆さん天才www
食べてるおりんごも結局かあしゃんに奪われてましたけど…
ダブルPのお話の続きありがとう!在りし日の親子のことを懐かしく思い出しました
作家さん達いつも癒されます