つまとむすめに会いに行く-2-2018/03/21(水)

>>829
「誰かに見られている…」そんな気配を、私はいつの頃からか感じていました。
「シャン子には、父さんはいないの。母さんが２パンダ分がんばってるんだから、いいでしょ！」と、太陽のような笑顔で尻を掻き、竹を食む母を見ながら
「いつも感じるあの視線…あれはもしや…」

(シャン子もしれっとまざってかいてみまちた！)

>>857

しとしと冷たい雨が降っていました
その気配を感じ取りたかったわたしは、短い手足を精一杯伸ばして壁伝いに横歩き

よいしょ、よいしょ、こてん

確かに大きな、ママと同じくらい大きな、見たのになぁ…ﾑﾆｬﾑﾆｬ…

いつの間にか夢を見ていたようです
優しく揺り起こされて、目を開けたら大好きなにんげんさん達がわたしをじっと見ていました

>>857
バサっ！突然私の視界をササが塞いだ
私は急いでササを掻き分けもう一度見たが そこにはいつもの大きな木だけがポツリと立っていた。

お母さん、今木の上から私を見つめてたのは誰なの？
ねえお母さんねえお母さん！

母は聞こえないフリをしているのかうしろを向いて黙々とササを食べている。私がいくら聞いてもいくら体を揺すっても黙々と食べていた。

私は母の選別に外れたタケを咥えてもう一度木の上の方を見てみたがやはりいつもの木だけだった。私の見間違いなんだなぁと思い 母の隣に転がって遊んでいたら私の頭にポツリ、ポツリと冷たい雨？見上げると・・・