サイドミラーにうつる小雅とシャン子がだんだん小さくなっていく
助手席のコトは身を乗り出して手を振り続けている。
“やっぱりできない!”
キキーッ
コト母はブレーキを踏んだ。こんなに仲良しのお友達とお別れ、それも嘘をついて騙してまで。コトにこれ以上つらい思いさせては母親失格だ。
またがんばって面接に行ってみよう!アレは無理これも無理とか仕事を選んでた私がいけないんだ。どんな仕事でも頑張ろう!
甘えて田舎の親元に帰ろうとした自分が情けなかった。こんなに素直で純粋なコトの泣き顔は見たくない。いつも笑顔のコトでいさせてあげなくちゃ!!!
ブレーキをかけるとトラックをUターンさせ公園に戻った。
「あれ?お母さんどうしたの?」コトは目をパチクリさせながら私を見た
「うーん?あのさコト、おばあちゃんのお家に小雅ちゃんとシャン子ちゃんも誘ってあげようか?山も海もあるし一緒にお泊りしたら楽しいよー。どうかなコト?」
「えっ?小雅ちゃんとシャン子ちゃんも一緒にお泊りにいけるのー?やったー!早く!早く!お母さん早く!!!」
コトは大喜びで私をせかした。
「お母さんが、小雅ちゃんとシャン子ちゃんのお母さん達に会ってお願いしてみるね」
手を振り見送っていた小雅とシャン子の前にトラックが戻ってきた
キョトンとしている2人
「小雅ちゃん!シャン子ちゃん!一緒におばあちゃんのお家にお泊りに行こうよ!海きれいだよー!」
ニコニコ嬉しそうにコトが話かけると すぐに2人も目を輝かせてピョンピョン飛び跳ねながら返事をした
「小雅も行くー!行くー!
「シャンも行くでしゅー!
「やったー!わーい!海でいっぱい遊ぼう!」キャッキャッ♪キャッキャッ♪
「でも母ちゃんに聞いてみないとだめだよ。
少し不安そうに言う小雅に、
「シャンもおかあしゃんにお願いしてみましゅよー!海で親方ごっこをしましゅよー!」
シャン子はもう行く気満々で親方ポーズで返事をした。
キャッキャッ♪キャッキャッ♪
「もー!親方ったらあー!」コトもバクのポシェットからバグ柄タオルを出して首に巻いた。キャッキャッアハハハ♪
コト母はトラックに親方3人組を乗せ それぞれの母親に了解をもらいに行った
小雅母もシンコママも、「仕事が忙しくてGWにどこにも連れて行けないので逆にありがとうございます」と言って快く承諾してくれたのだ!
「さあ!出発進行するわよーー」
「ハーーーイ!!!」3人は大きな声で返事をした。
コトちゃんの続きも来てた!
ありがとうございます
ありがとうございます
仲良しで田舎にお泊り!
聞いただけでワクワクする
海で親方ごっこww
楽しい展開になってきた
コト母頑張れ
コトのために…
子ども優先だなんて偉いよな
コト母また仕事探し頑張れよ!
頑張れ!母ちゃん!
3人で親方ごっこできるね!よかったよー
新しいお話キテるーー
ありがとうございます
ありがとうございます
親方3人組wじわるw
楽しい展開になってホントに良かった!
ありがとうございます
ありがとうございます
続きが気になる~
親方ごっこ楽しみにしてますw