小雅ちゃんの金曜日-2020/03/20(金)

小雅ちゃんの金曜日

小雅ちゃんは双子の弟たちと仲良くお留守番。

小雅「あーヒルナンデス面白かった！たけのこ特集おいしそうだったな。お夕飯たけのこご飯とか良いかも！」

ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ…

「ん！おいしい！…パンの耳のポッキーおいしくできた！
大家さんにお裾分けしたら喜んでくれてよかったー。いつも弟たちがお世話になってるもんね」

「ポイントはねセリアで買ったチョコスプレーとナッツなんだ。
今度はルビーチョコレートで作ってみようかな。ピンクだから可愛いだろうなぁ。あー早くまたセリアに行きたいなぁ」

順順と溜溜「…ふわぁぁ…あーぶ…」

小雅「あ！２人とも起きたの？まだミルクの時間じゃないわね」

順順と溜溜「…ふぁぁ…ぁぁぁん…ぁぁぁん…」

小雅「あれ？ミルクじゃないとすると、おのどが乾いたのかな。はちみつ水飲むかなぁ」

小雅はまず順順を抱きかかえて哺乳瓶ではちみつ水をあげた。

「ほーら、はちみつ水だよー。あー上手上手、上手飲めてるねぇ　ﾆｺﾆｺ
…溜溜ちょっと待っててね。順順に飲ませたら、はちみつ水飲ませてあげるからね！」

んっくんっく……お背中ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ…ｹﾞﾌﾟｩ…ｳﾌﾌ…良い子だね

ぷるるる♪ ぷるるる♪

「はい、もしもし。あー！シャン子ちゃん！」

「小雅ちゃん、元気でしゅか？」

「うん！元気だよ！シャン子ちゃんは？」

「シャンも元気でしゅよ！双子ちゃんはどうしてましゅか？」

「今ね、はちみつ水飲んで、二人で遊びはじめたところだよ！」

「シャン、早く小雅ちゃんと遊びたいでしゅよ　ﾌﾟﾐｰ」

「わたしも！早くシャン子ちゃんと遊びたいよ！かあちゃんは、パンダたちにはうつらないと思うけど、念のため注意した方がいいって言うんだ」

「かあしゃんもそう言ってまちた」

…ねぇねぇヒルナンデス観てたー？観てたでしゅよー！たけのこ特集美味しそうだったよねー！

…ｱﾊﾊ ｷｬｯｷｬｯ ﾌﾟﾐｰﾌﾟﾐｰ ｳﾌﾌ またねー　　またねー…

「あー楽しかった！シャン子ちゃんとおしゃべりしてると止まらなくなっちゃう」

小雅は、鳩時計に目をやった。

「そろそろかあちゃんが帰ってくる頃かな。
お湯沸かしておこうかな」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

「ただいまー！小雅ー！」

「かあちゃん、おかえりなさい！わー！買い物たくさんだ！」

「明日は仕事休みだから多めに買ってきたんだよ。ちょうど特売もやってたからね　　ﾆｺﾆｺ」

「言ってくれれば小雅お手伝いにいったのに！」

「ありがとうね。でも小雅は順順と溜溜お世話してくれてるだろ、かあちゃんすごく助かってるんだよ」

「うん　あ！今お茶入れてくるね！かあちゃんは座って休んでて！買ってきたもの小雅が冷蔵庫にしまうからね！」

「ありがとね」

ｶﾀｶﾀｶﾀ…

「はい、お番茶と、パンの耳ポッキーです！」

「あーうれしいねぇ。ﾌｰﾌｰ あーおいしい！やっぱり小雅の入れてくれるお茶はほっとするねー。
ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ…ん！おいしい！これ小雅が作ったのかい？」

「うん！パンの耳をね、カリカリに焼いてチョコとナッツをかけたの」

「うーん！おいしいねぇ！小雅はお菓子作りも上手だねぇ　ﾆｺﾆｺ」

「ｴﾍﾍ それほどでもないよ。でも作るのは大好き！あ、今日の晩ご飯のお手伝いするよ！かあちゃん、晩ご飯なぁに？」

「今日はねーたけのこご飯だよ！」

「わあーい！小雅たけのこご飯食べたいと思ってたんだ！」

「それとねー」

「え！まだ何かあるの？」

「ｳﾌﾌ クリームシチューだよ！」

「わあーい！やったやったー！小雅が大好きなものばっかり！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ！

「ふふふ　いつも小雅ががんばってくれてるからね、小雅の好物ばかりにしたんだよ　　ﾆｺﾆｺ
この前だって配達のお手伝いもしてくれて助かったよ」

「小雅、これからもいっぱいお手伝いするよ！」

「ありがとうね　ﾆｺﾆｺ
さて、ひと息ついたから、そろそろ夕飯の支度にかかろうかね」

「うん！かあちゃんと一緒に食べるお夕飯、小雅すごくうれしい！」

「かあちゃんも小雅と一緒に食べられるのすごくうれしいよ　ﾆｺﾆｺ」

お夕飯の後には、小雅ママの小雅ちゃんへのサプライズが待っているのでした。

特売で買ったたけのこの里のファミリーパックと、今夜小雅ちゃんと一緒に観ると良いよと大将が貸してくれた『モンスターズ・インク』のDVD。

小雅ちゃんとかあちゃんと、そばで静かに眠っている双子ちゃんと一緒に、
金曜日の長い長い夜を楽しく過ごすのでした。

おしまい